NHK大分 佐藤まり絵キャスターの前髪が泣きそうになるほど好き

嘘だ。でも好き。

中学生の頃、合唱コンクールのピアノ演奏者がいない他のクラスを掛け持ちをするピアノを弾ける足立さん(仮名)がいた。部活は吹奏楽部でなんかでかい金管楽器を吹いていた。水道場で唾抜き?をしている時に、僕が横で手を洗ってると「恥ずかしい」とか顔を赤らめるような女子だった。

 

今はすっかり人格が変わってしまい強くなった女子だが、当時は縁がないメガネを掛けていて緩急をつけた曲線の八二分け前髪を持っていた。足立さんがうつむくと、そのままのかたちで垂れ下がる。「まるで暖簾みたいだね。『こんばんはー』って入りたくなるよ」と僕が言うと、「入りたくなるとか言わないで」なんて自分で言って顔が真っ赤になるほど色が白い女の子だった。今の僕ならもっと、限りなく、限界に、当時の足立さんを赤面にさせることができる。

風が吹く度に、まるで潮干狩りで使う熊手のようにストレートの前髪を整える同級生が周りで多かったから、僕にとっては興味深い女子が足立さんだった。高校生になると黒い髪に赤いピンをつけているから“ミランさん”と呼んでいると、黒いセーターに赤いスカートで現れたりするから困った。

NHK大分の佐藤まり絵キャスターもそんな緩急をつけた曲線の前髪を持っている。なんだか最近“キリッ”とオノマトペが表現される漫画のような意志の強い眉をしている。そして緩急をつけた曲線の優しさに満ちた前髪がアンバランスで好き。類似表現が思いつかないが濁った赤い服が似合うマリエッティー。

2日のしんけんワイドだった。あさっての方向とはこういうことを言うんだなってくらい、映すべきマリエッティーではなくNHKおおいたのロゴが飾られた壁を映すカメラに、マリエッティーは少ししか動じなかった。僕がカメラマンなら、きっとこの場面は僕自身の顔を映す失態を晒していただろう。「いつもかわいい映像ありがとうございます」と僕はスタッフを庇う。

最近こんなことを思うのだ。女子が変わったのではなく、素の自分を出せるという安心感。もしその説に正当性があるなら佐藤まり絵キャスターにも該当する。花田キャスターとの会話が長引き、尺に収めようと最後のあいさつをするマリエッティー。尺に収めることを表現するかのような走るポーズをして、まるで花の金曜日が抑えられないような心が躍るOLに見えた。

そして「失礼しまーす」と地のマリエッティー、いわゆる素マリエッティーが出てしまった。素マリエッティーは僕らが思っているかわいいに、粗雑的な男気が加わった女子かもしれない。深々とお辞儀をするマリエッティーの前髪は、あの時の足立さんのような暖簾だった。緩急をつけた曲線の前髪のような暖簾で終わるNHK大分の1週間。僕の説が正しいのであれば、安心できる自分の場所をマリエッティーが見つけられてなによりです。

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