両チームが医療従事者への感謝の意を示すことから、センターサークルシートが広げられたのは数秒。これを見た瞬間、「どうしてこんなことになっているのだろう」と大分を嘆きました。
都合よく政治イデオロギーだけで、人権や国民主権といった社会倫理の解釈が変わる大分県。こんな大分に誰がしているのだろうか?
大分トリニータは僕らの生活に欠かせない存在だからこそ、このセンターサークルシートを考えていただきたいです。
大分トリニータのホーム戦に大分合同新聞のセンターサークルシート
メディアパートナーとしてスポンサー契約をした大分合同新聞は、今季の大分トリニータホーム戦にセンターサークルシートを提供し、「#一面勝ちネタ予定」の投稿企画を行うと5日発表しました。
そんな大分合同新聞は女性に向けられた性的被害の告白#MeToo運動を行っています。しかし5年前、女子中高校生を含む大分県民の女性にスリーサイズと性癖についての質問を実施しました。
セクハラで大分を盛り上げる企画カワインフォを行ったのです。
こんなことが起きてその後セクハラ項目がなくなりましたが、性的加害者へのペナルティが強化されるこの時代でこの新聞社は何の釈明も反省もしていません。
最近ではコラム東西南北を竹田市の中学生に提供し国語力のアップに貢献、小学生も読むコラムと自社と新聞の凄さを自賛しています。
内心の自由ではなく公然と性的搾取する先生が子どもに授業を行うことに抵抗を感じる方が圧倒的でしょうが、大分県はそれを許していると受け止めることもできるでしょう。
サガン鳥栖・菊地直哉コーチの大分時代とスポンサーへの批判はダブルスタンダード
トリサポなら必読書。県図書や大分市民図書館にもあったような・・・。
このような過去を持つ大分トリニータです。
今節の対戦相手となったサガン鳥栖の菊地直哉コーチは、大分合同新聞の未成年に対する過去を知ればセンターサークルシートを見て何を想ったでしょうか。
行政処分を受けた会社がスポンサーになった際、サッカーにおける政治力学であるサポーターの言動を疑うことなく共闘し批判を行った権力の監視機関。
どちらも行政と司法が定める禊を済ませた相手に、このような批判をしたのが大分合同新聞。
結果的に大分トリニータの財政を苦しめ、失敗した人間の就労支援という社会倫理にすら原始的に石を投げる大分を構築する礎となりました。
大分合同新聞の明確なダブルスタンダードがここに存在します。
「子どもたちにどう説明をすればいいのか?」。この一文をそっくりそのまま大分合同新聞に返すことができる大分県です。
Jリーグ百年構想に相容れない大分合同新聞
生活の場に根付くことを目指すJリーグ百年構想。
セクハラをしていたのに、政治イデオロギーの違いだけで#MeTooの解釈が変わる日本。#MeToo運動で名高いBuzzFeedと新聞労連に、大分合同のスリーサイズ事案を告発をしましたが、無視されています。
それらに守られ、この新聞社のスリーサイズ事案は喧伝されていません。だからこのようなセンターサークルシートが大分の誇りである大分トリニータホーム戦の演出となっています。
これは大分トリニータの面汚しだけではなく、Jリーグの面汚しになっていることにも憂慮していただきたいです。
#一面勝ちネタ予定の投稿で動く大分
大分合同新聞のセンターサークルシートは企画になっており、SNSで投稿を呼びかけています。
「#一面勝ちネタ予定」のハッシュタグで投稿ができるから、ここを利用できるのも大分県です。
僕はこのようにツイッターで投稿しました。
スリーサイズを女子中高校生に聞いて反省すらできず、Jリーグのセンターサークルシートに登場する一面勝ち
— モンキー・スピーチ (@oitahiding) July 5, 2020
何の反応もありません。5年言い続けてもこれが問題にならないのですから、こんな投稿で大分が動くはずもないです。
それでも僕はこんな大分は間違っていると主張します。
だからこそ大分トリニータにそして聖地であるホームに、社会倫理を欠いている新聞社のセンターサークルシートが出現することに我慢できません。
「俺たちの大分トリニータのスポンサー様に楯突くのは許さん」という方もいらっしゃるでしょう。そんな方こそ「#一面勝ちネタ予定」に投稿、もしくは大分合同新聞に直接質問してください。
「女子中高校生にスリーサイズを聞いて、釈明も反省もせずに逃げているって本当ですか?」と。
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