OBSのサイトトップには入浴中のえみ姉が掲載され、それほど告知したくない感を覚えた旬感3chの大分県知事選特集は、候補者の人柄に触れることができて面白かったです。
しかし既視感ある候補者の主張を聞かされ、社会問題からバラエティに全振りしたOBS旬感3chらしさは霞んでしまいました。
OBSは、もっと小田アナと甲斐アナと旬感3chを信じてよかった。そんな反省会です。
OBS旬感3chの大分県知事選特集は面白かったけれども
正直ジャーナリズムな井口アナの無駄遣いのように感じました。
1分30秒の持ち時間というニコ生党首討論のようなルールを設けましたが、候補者が話している途中に井口アナが質問して深掘りするスタイルはいただけない。
最近の高市大臣に関する切り取り報道のように「政治家にしっかり話をさせたくないマスメディア」なのかなと勘ぐりたくなるほど。
井口アナが遮断器のように見えました。
既視感ある大分県知事選候補者の主張
確かに多くの県民が触れられる媒体による大分県知事候補者による主張は必要でしょう。
しかし既視感いっぱいなのです。
あれほどモリカケ・サクラで官僚を糾弾していましたが、政権批判をする総務省官僚であれば「事実」と信じるセクハラから性犯罪者を生んだ社会に厳しく自分たちには徹底して甘い大分合同新聞の何のこだわりもない紙面やYoutubeの既視感で満たされています。
もっと違うカラーを持つ大分県知事選特集が見たい。
安達きよしさんのツイッターに「若者が政治や選挙という言葉を見ると冷める」とあり、それに安達さんが「了解!」と返していました。
政治に関心が高い若者として知事選で政治や選挙の言葉を使わない知事候補も困りますが、最終的には人柄で一悶着が起きるのが日本の政治です。
それを利用して世論構築しているのが、マスメディアでもあります。
だからこそ、既視感いっぱいな政治的主張から離れるマスメディアを求めたくなります。
小田アナと甲斐アナでもっと引っ張れたであろう大分県知事候補者の人柄の引き出し
それを具現化してくれたのが、小田アナと甲斐アナの旬感3chメインMCです。
本当に良かった。
オールドメディアや大分合同新聞とその提灯持ちが忘れている礼節を重んずる姿勢で真摯に候補者と向き合う。
安達きよしさんと佐藤樹一郎さんの人柄をうまく引き出してくれました。
吟じ始めたらどんな顔をすればいいのかと警戒していましたが、福山雅治さんの家族になろうよをギターの弾き語りで披露した安達きよしさん。
芝居がかった主張と共に「実に面白い」と言いたくなるほど、今まで見たことがない大分県知事候補者でした。
本が好きな佐藤樹一郎さんは、赤神先生の大分県特集本と共に、「僕が君」シリーズを持ち出します。ラノベを手にするおじさんも多様性ある興味深い絵面でした。
総務省行政文書で標的にされた番組を「サンモニはバランスが良い」と評価するOBS番組審議会がどのような判断をするのか知りたくもありませんが、小田・甲斐アナウンサーこそバランスが良かった。
もちろん遮断器に見えた井口アナもバランスが良かったです。
ただし人柄を引き出す点において、小田アナと甲斐アナが居て本当に良かった。
旬感3chで見せた人柄から迫る政治報道の在り方が、主権者として政治に参加する入口であってもいい。そこから政策に興味を持ってくれたら…。
そんな新しい政治番組の袖口を見た気がします。
ハチャメチャギャラクシーshowで政治を語る
たとえば、ですよ。
炎上お姉さん(仮)であるえみ姉さんが「財布を持たない男子に引くのって変ですか?」の質問に、「キャッシュレス決済が増えるように店舗側が支払う手数料を補助するような政策も」なんて広げられるかもしれません。
中島アナが「この前ローソンでバイトしたのですが、カスハラならぬポリハラ(ポリティカルハラスメント)なんてありますか?」に、安達きよしさんが「落選運動している大分論壇ガー」なんて聞けたら人間らしさを覚えます(事実に基づき全力で安達さんに反論しますけれど)。
いつも小田アナから一発ギャグを無茶振りされるかいせいくんが、両候補者に一発ギャグを振る。オロオロとする安達きよしさんと佐藤樹一郎さんの人柄を引き出すこともできるはず。
特定野党支持者であれば税金で人権侵害ができる芸術文化な多様性社会の大分で、僕はこんな大分県知事候補者が見たい。
ハチャメチャギャラクシーshowを、政治においても旬感3chには貫いてほしかった。もっとOBSは、旬感3chと小田アナ・甲斐アナを信じてほしかった。
間違いなく、このふたりだからこそ引き出せた安達きよしさんと佐藤樹一郎さんの人柄です。
安達きよしさん落選運動に励むとしても提案したい大分県副知事のポスト
事実上、政策に違いが見えないことから社民・共産以外の大分の特定野党政党とその支持母体である連合大分等は自主投票になった2023年大分県知事選。
よって、人柄に焦点を当てた思い切ったハチャメチャギャラクシーshowの旬感3chであっても良かったように感じます。
放送には乗りませんでしたが、ニセ福山こと安達さんのギターメーカーを尋ねるラノベおじさんこと佐藤樹一郎さんのやりとりを小田アナが紹介していました。
このようにバチバチとした雰囲気は両候補者にありませんでした。
だからこそ、ハチャメチャギャラクシーshowで候補者に迫ってほしかった。
安達きよしさんに落選運動を仕掛けている側がいうのもなんですが、副知事は候補者のどちらかを選ぶ。
そんな大分県政も夢見てしまいます。
「政策に違いはない」は、副知事任命権を持つ県議会の重鎮や常連候補者だけではなく事実の定義すら歪む大分の偏向報道機関と思われる大分合同新聞を代表する大分マスメディアからも、言質を得ています。
今までに見たことがない大分県政の融合。
これだけ落選運動をするほど認められない安達きよしさんの人柄が見えてきたからこそ、提案したい有益な妥協。
旬感3chでこんな妄想ができる。政治を語る新しい楽しみ方。
だから大分県政治報道番組における新しい景色を、もう少し長く見たかったです。