8月11日オリックス戦、ソフトバンクホークス大分出身川瀬選手の連続エラーから満塁弾を浴び逆転を許します。
スピーチが同じ内容やなんとか警察など、自身の凝り固まった価値観で生き、相手との融合すら計れない界隈が「愛や人権」を叫ぶようになった日本で、川瀬選手は間違いなく戦犯扱いになる試合でした。
しかしそれを帳消しにし、粋な発言で川瀬選手を労った柳田選手がかっこよすぎ。
ソフトバンクホークス川瀬選手の連続エラーから逆転を許す
5点リードからの連続エラーで点を返され、そして逆転の満塁弾。
クレーマー大国・日本の一角を担う税金で人権権害が許される大分で彼を庇う方策が見つからないほど、間違いなく戦犯扱いとなるはずだったソフトバンクホークス大分出身の川瀬選手。
連続エラーから落ち込んでいく川瀬選手に心を寄せる
最初のエラーをした時の川瀬選手の表情です。
とある界隈から指摘される「なんでもないセカンドゴロ」をエラーした川瀬選手。僕であれば芝のせいにしたでしょう。
2回目のエラー後の表情。
周東選手の送球が逸れたようですが、捕球できずに併殺のチャンスを失策の川瀬選手。
吐く息を長くすることで副交感神経に働きかけ、緊張感を解き放つ。失の呼吸って僕は呼んでいます。
「甲子園やサッカーでインハイ出場や将棋で奨励会」まで経験した輝かしい経歴を持つヤフコメ監督から叩かれる「満塁弾のキャッチャー」甲斐選手のミットに収まるはずのボールはスタンドへ。
逆転を許した川瀬選手は、その回の守備を終えベンチへと帰ります。
僕だったらオリックスベンチに行って「亡命します」って言う。
ミスを帳消しにするなら勝つしかない
「何でもないミス」を罵る人間に「ならお前がやってみろ」が通用しないこの世の中で黙らせるのは勝利しかない。
それをやり遂げたのが驚愕のホームランを放った柳田選手であり、ソフトバンクホークスというチーム。
その勝利に川瀬選手は、間違いなく加わっていました。
柳田選手の驚愕なホームランと川瀬選手への頭ポンポンと労り
パ・リーグTVから変態打ちとまで評価された柳田選手の驚愕なホームラン。
甲子園の女子マネージャーになりたかったという漠然とした妄想を語る妻ちゃんに、「サッカー日本代表フランス戦で見せた今野・長友・香川の高速カウンターとどっちが凄い?」と僕は聞きます。
解説者の声を聞き取るために人差し指を口元に寄せて「黙って」のサインを送られる。そして僕は千賀選手のように頷く。
それほどすごいホームランです。
川瀬選手の頭をポンポンしてインタビューで労るかっこよすぎな柳田選手
川瀬選手はヘルメットを忘れて一周する柳田選手をホームで迎えます。ヘルメットを手渡した時、川瀬選手の頭をポンポンする柳田選手。
「本気で好きなったみたい」の瞬間に立ち会ったような気分。
その後のインタビューもかっこよすぎ。
「ひかるが塁に出て」と川瀬選手を労います。結果的に川瀬選手がフォアボールで出塁しなければスコア的にも勝利はありませんでした。
そして連続エラーについては「千賀が悪い」と弟分に責任を負わせない粋な計らいをします。
「そうだよ、拓也もまた満塁打たれたんだから」と妻ちゃんは言います。僕はヤフコメ監督が身近にいることを知る。
よって川瀬選手は悪くありません。
川瀬選手の背中で知る「重み」
エラーをした後の川瀬選手の背中です。
柳田選手の逆転弾後の川瀬選手の背中です。
おわかりいただけるだろうか?
緊張という名を付けるのが正しいのかわかりませんが、逆転弾後では語る背中がまったく違う。
プロの重みが見えたような気がします。
大分出身の川瀬選手から強く生きていけることを知った
女性の権利を叫ぶのに過去女子中高校生にスリーサイズを聞きていた大分合同新聞。大分トリニータの過去を持つスポンサーや選手を揶揄しましたが、いまは大分トリニータのスポンサー。
これが許される大分で、サッカーが大好きな僕は公金で立て直したJFL時代から愛す大分トリニータの価値がわからなくなっています。
そんななか、妻ちゃんの影響で見始めた野球で人間としてのドラマに触れました。
労る人間がひとりいるだけで、人は強くなれる。
大きなミスをしたけれど、反省し踏ん張ったことでより良い道を選択できた。だからそんな君を守りたくなる。
大分出身の川瀬選手から学べる大分が確かに8.11にありました。
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