11月5日OBSイブニングニュースの大分県内公立高校の修学旅行実態調査が、とても素晴らしかったです。
イブニングニュース内の特命調査や水曜ウオッチなどネットの更新が滞っていますが、これからも調査を続行するからこそ、県民に広く喧伝するためにも、今回の記事をネットにあげてほしいです。
それほど大きな価値がある調査です。
デスクのコラムが突然消える言論の不自由が社内であるのかどうかしりませんが、教育者が税金で大分大学のIPを偽装し平然と人権侵害ができる大分で、教育行政に切り込もうとするジャーナリズム精神を感じた内容でした。
OBS大分県内修学旅行実態調査3つのポイント
とても内容が濃く、記者としても他のポイントで攻めたい気持ちもあるかもしれませんが、僕が注目をしたのは3つのポイントです。
全国でも修学旅行の費用が高い大分県
大分県公立高校の修学旅行費は、全国でもトップクラス。押し上げているのが海外で修学旅行を実施する高校です。
グローバリズムを訴えるが「話す英語の必要性」を語らず、3年も放置された拙い英語民間検定試験が政争で延期された経緯を無視し、準備してきた高校生を冷たくあしらう大分合同新聞。
天皇即位の関連行事から日本文化の奥深さを感じるが、天皇陛下万歳で軍靴が聞こえている人達を喜ばせるコラムを書き、イデオロギーを隠しきれず県内学生にNIE企画で新聞を推奨する大分合同新聞。
大分マスメディア大本営は、このように海外と国内を利己的に中途半端に語り、高校生に新聞で教育に影響を与えています。
広義的な意味合いで容認されている修学旅行の実態を問う姿勢を、OBSから感じます。
生徒の修学旅行参加辞退の理由は教育格差の実態だ
教育格差の実態があり、県内でも外交に詳しい吉良州司議員が文部科学委員を担当し格差是正に取り組んでいるのですが、吉良野党議員も本質ではないことから触れない「身の丈発言」で発狂した大分合同新聞。
反安倍であれば一発でエンジンが掛かる脊髄系新聞社ですが、OBSは教育格差の実態を直視しました。
直近の調査では、生徒の修学旅行参加辞退は健康上の問題に続いて費用が上位になっています。
健康上の理由も費用に直結しますし、捻出できない費用のために健康上の問題を理由にあげやすい。教育格差の本質に迫る鋭利な問い掛けです。
企画書の提出が1社だけの実態
高校が4社ほどの旅行代理店に企画書の依頼をしているのですが、1社しか提出がない実態報告も。県内教諭の話として「大分県さんはひとつの会社と決まっているから、提出しても無駄という旅行代理店もある」と話します。
大分ジオパーク汚職事件は、県教委から出向してきた県職員が起こした事件であることを忘れ、「全国ジオパーク大会が大分で開催!!大分の自然すげええ!!!」とはしゃぐ大分合同新聞。
おい、大分県教委汚職事件の関与を忘れるなよ。
大分合同新聞にはできない、視聴者に既得権益という疑惑の萌芽を栽植するOBS実態調査です。
大分県教育行政の独立性を問うメス
行政機関として独立性を持つのも教育委員会。しかし顕在化しているのは閉鎖した社会性の実態です。
直近の不祥事は、大分市内で体罰をし処分を受けた教諭が臼杵でふたたびなんてこともありました。独立した機関、閉鎖した教育行政だからこそ起きる不祥事。
さらに遡ればやっぱり辿り着く大分県教委汚職事件。
さらに指摘するのであれば、独立した教育行政に、広瀬知事が掌握する知事部局から教育長を任命。県教委汚職事件発覚から知事が人事権を握っているのに、教育行政の独立性を疑う声は乏しい。
大分市体罰教諭のふたたび不祥事は、頼れない独立性がさらなる被害者生徒を作る結果になりました。
独立性という名を借りた閉鎖した教育委員会の闇を照らす調査としても期待できるのが、今回のOBS県内修学旅行実態調査です。
大分合同新聞に引導を渡すOBSのジャーナリズム
独立した機関はとある組織と密接な関係性をもつ空間になり、それは余事象として必ず表れる。
やりたい放題の大分県教育行政に多面的に多角的にメスを入れようとしているOBSの姿勢を評価し、継続した調査で独立性の闇にも迫ることを期待しています。
特定野党イデオロギーの感染で拗らせ、樹海の出口から自ら遠ざかる大分合同新聞が忘れた姿勢。これからは本質に向き合うOBSが県内のジャーナリズムを担うのでしょう。
OBSはネット系新聞社もつくってほしい。
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