大分県でコロナによる院内感染で病院への批判が集中しているのは時期尚早

コロナ感染者が3人目、そして院内感染が発生中の大分県。その現場となった大分市の病院へ批判が集中しています。確かに疑問が多く、憤慨する県民の気持ちも十分理解することができますが、ここは少し落ち着いていただきたい。

院内感染で大分市の病院へ批判が集中

危機管理に定評がある広瀬県政の主導によって大分県に楽観ムードが漂っていましたが、今回のコロナ院内感染発生で突き落とされた気分になった県民も多いでしょう。

広瀬知事そして担当課長が落胆を隠すことができないのが印象的でした。

多くの県民が大分市の病院に対し批判をしています。今後の調査によって明らかにされるでしょうが、まだ病院を批判できる段階ではありません。

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医師の要請と保健所の検査拒否の構図も

奥様の経過について大分市の病院に批判が集まっています。

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臼杵市の診療所から同市の病院で間質性肺炎と診断され、大分市の病院に緊急搬送。その後体調不良の旦那さんが検査で新型コロナ陽性反応。感染の疑いから奥様への検査となり陽性、その後県立病院へ転院。

奥様は数日も検査されず重症化し、さらに院内感染も発生したことから、病院の不手際と判断され県民が憤慨している構図です。

日本医師会が啓発しているように、医師も積極的に検査の要請を保健所に行っています。それでも19日の日本医師会の発表では、半数以上の都道府県で保健所から態勢が整っていない理由で検査を拒否されている事例が290件報告されています。制度上円滑にPCR検査ができるようになった6日以降でもこの状態です。

この社会情勢で間質性肺炎となれば、どの医師でも新型コロナを疑うはずです。臼杵市の病院から緊急搬送されたのは事態が切迫していることが伝わります。もしくは持病である可能性も拭えません。

また批判が集中している病院には、日本感染症学会感染症専門医が在籍しているはず。

テレビに出ている暴利テレフォンサービスの医師や自称研究者ではなく、臨床経験が豊富にある感染症専門医がそんなチョンボをするようなことは考えにくい。

つまり医師が要請したけれど保健所から何らかの理由で拒否された、または偽陰性で埋もれた、持病だから感染を疑わなかった。こんな可能性も考慮するべきです。

全国的な傾向として、感染者とのリンクがなければ検査をしない方針が大分でも起きたと考えることもできるでしょう。また検査ができていたとしても治療の成果は別の問題であり、検査ができなかったから症状が悪化したとは断言できません。

院内感染はどこでも起こり得る

院内感染にしてもわからないことが多いことから今後の調査を待つ必要があります。

イタリアの爆発的な感染者の原因となったのも院内感染。どこの病院でも起こり得ることであり、大分市の病院の実態が見えてこない今、評価することは難しいです。むしろ院内感染が大分で起きた事例は今後県内で共有することができますので、県が主導して対策を練ることができます。

これから大分合同新聞を始めとするジャーナリズムが追及するべき案件になりますが、病院や医師だけを一方的に責めるのは時期尚早です。病院の不手際と一方的に決めつけて批判できる段階ではありません。

見えない敵に翻弄されている大分県になってほしくありません。どうか人間性を試されている事例として、皆様落ち着いて冷静にその時を待っていただきたいです。

特に医療関係者や有資格者と名乗る根拠がないネット上のコメントに、惑わされることがないようにしてください。

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