大分県内3例目のコロナ感染者発覚の際、広瀬知事は「新たな局面を迎えた」と発言しました。どこかしら落胆しているような表情でした。
もう一歩踏み込んで県民に呼びかける大分県であってほしい。「感染者を0人にすることができない」宣言をする広瀬知事がみたい。
感染者0人の希望に縋った大分県民の失望
広瀬知事がいう「新たな局面」とは、県内で感染者を0人にすることができないこと。簡約すればこうなります。
県が責任を持ってあらゆる権威を使ってはっきりと伝えるべきです。
感染者のピークをコントロールしている政府方針
いま行っている政府方針は、感染のピークをコントロールし、医療崩壊を防ぎ重症患者に向けた受け入れ態勢を整えている対策。
これをずっと続けると、だらだらと感染者が増え、それはコロナ疲れが蔓延することになります。楽観ムードが漂っていた大分県で感染者が再び発覚し落胆したように。
このように感染者数で、無駄に神経を削られていきます。
わかりきったことですが、この当たり前のことが喧伝されていない大分県が今回の落胆を生み、それと同時に時期尚早な病院と医師への批判が集まっています。
感染者を0人にすることができない大分県であることをはっきりと伝え、県民への感染拡大防止策に努めるのが県の新たな局面への方策です。
社会的に認知されるウイルスになったときが終息
感染拡大防止策がうまくいっても、だらだらと感染者の総数は増えています。だからどこかで日常生活に戻ることが必要であり、その段階はインフルエンザのように社会的に認知されるウイルスになった時です。
それまでの過程としてワクチンや治療薬の開発になりますが、いずれ新型インフルエンザの時のようにその時が来ます。
社会的に認知されるウイルスになることが終息ですので、「感染者を0人にすることができないこと」を県が責任を持って正式にそして非情に県民に伝えていただきたい。
限られた医療資源の認識を県民にお願い
今回の件で発覚したように、根拠なき時期尚早な医療従事者への中傷が起きることは自爆的な医療崩壊に繋がります。そして今回の感染発覚でまた保健所が大混乱するでしょう。
限られた医療資源を必要とする人のために投入できる環境づくりのため、県民へ協力とお願いと同時に、疑うべき症例は検査をしていく方針を県として改めて態勢を作っていくことを広瀬知事の口から宣言するだけでも変わってきます。
マスメディアの役割として、今回発覚した検査の遅延と医療従事者も巻き込んだ院内感染についてしっかり究明するべきです。問題を炙り出し解決策を提示しないと、救える命も救えません。今ある資源で戦うために必要な究明です。
今回の臼杵事例から見て今後感染者が増えていく可能性が高くなっているのですから、新たな局面として感染者を0人にできない大分に突入したこと。ここを感染拡大防止の原点にすることで、見てくる方策があるはず。
「大分県民113万人ちょっとのみんな、新型コロナかもしれないよ」。そんな思い切った発想が功を奏すこともある新たな局面だと感じています。
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