NHK大分にはふたりの鈴木アナがいますが、そのふたりが同時に去ることを寺澤アナが伝えています。
ふたりの鈴木が大分に赴任し、同時に去るのは、僕は大分ドラマティックだと思うのです。スタンダードな名字なんてどうでもいい、そんなドラマティックなミラクルを起こしたふたりの鈴木アナについて。
鈴木聡彦アナは北九州へ
以前記事を書いた時に、僕にとってはキラキラネームでした。「あきひこ」なんて読める人がいることに僕は驚いたくらいです。
副島萌生アナが大分に赴任してきたときに名前にルビが振られていたように、聡彦アナにもルビが振られていた。振り仮名必要系アナが多いのも大分ドラマティック。僕の名前もルビを振らないと読めないと言われることもあることから、何だか親しみを覚えたものです。
NHKに北九州放送局なんてあることすら知らなかった。大分の地を踏んだ者は小倉競馬場で大穴を当てる確率が高いことを僕は経験していますので、ほどほどに試してみてください。
磯山さやかさんとお尻あいになった大分
英語が流暢で発音も綺麗で、的確なフレーズが出てくるのが羨ましい。
憐れみ深い目で僕の英語を理解しようと努力する外国人の横で、スマートにフランス語で伝えてくれる僕の妻ちゃん。まるで子どものように彼女の背中に隠れた僕のような経験なんてないのでしょう。
妻ちゃんの背中のように、聡彦アナの背中にも憧れを持ったものです。僕の大好きな磯山さやかさんと、ひるブラで下駄を履き背中合わせで遊びに興ずるふたりなんてありましたね。あれは背中というより、お尻だったような気もして許せませんでしたが、もう水に流しましょう。
ひとつ報告しときます。磯山さんが屈んだときのひるブラを僕は見ました。確かに見ました。見たのです。
僕が聡彦アナだったら「アナウンサーであることを呪うくらい」ラッキードラマティックな瞬間でした。視聴者でよかった。
僕の多くの羨望を軽々と大分で奪っていた聡彦アナ。北九州でも元気で。
鈴木遥アナは札幌へ
札幌放送局があるなんて知っていました。
ふたりの鈴木アナが都市名のNHK放送局に異動するのも大分ドラマティックだと思います。二株キャスターも札幌なんて大分ドラマティックもありますが、知っている人がいるのは心強いでしょう。遥アナはトリプルドラマティック達成です。
ひょっとすると、交換トレードのように札幌から大分にアナが来るんじゃないか?それは女子アナ・キャスターじゃないのか?
そんな都合が良い期待を持ちながら札幌放送局のサイトを開きましたが「意味のないことをしているな」と正気に戻って閉じたものです。遥ちゃんの代わりはいないことに気づいた時は虚しいものでした。
5年8ヶ月間で大分に残したこと
なかなか言えなかったことがあります。
お休みしている期間、僕の方に「なにか知りませんか?」とお問い合わせが来ることもありました。当然知りませんので満足できる回答はできませんでしたが、それほど愛されたNHK大分のアナウンサーです。
朝の「遥の前置き」は新鮮でした。「こうでなければならない」大分で受け入れられるのかなと不安でしたが、僕は大好きでしたし、感銘する大分県民も多かったのですよ。
遥ちゃんの独特な言葉選びがなくなった大分の朝は、なんだか物悲しい朝になりました。それらの朝が僕に伝えたのは、言葉に灯火があること。アナウンスでそんな気持ちにさせることができるのですから、きっと遥ちゃんの天職なのでしょう。
戻ってきて本当に良かった。これからも元気で。
僕が札幌の雪で滑った時、札幌在住の野郎が「滑って転んで大痛県」とか言っていたので、軽快に無視したことを思い出します。雪に慣れているので、そんなことは遥ちゃんに起きないと思いますが、お気をつけて。
大分県民にとってあれは白い魔の土だ。
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