村山富市元総理がNHK大分に語った平成と令和

特定野党の拙劣な政治観を露呈することになった安保法制国会では夏に負けない姿を見せ、大好きな広瀬知事の祝賀会でも健在な姿を見せた「とんちゃん」で親しまれている村山富市元総理。大分初の総理大臣がNHK大分「いろどりOITA」で平成と令和について語りました。

とんちゃんの人柄を垣間見ることができる印象的な語りをご紹介しましょう。

戦争がなかった平成を強調し戦争がない令和を望む村山元総理

陸軍軍曹階級で終戦を迎えていることから、「戦争」のキーワードが多く出てきました。インタビュアーの寺澤アナは元総理の立場として平成を語る意図を持ったことから、安倍政権批判が出てくる雰囲気はまったくなく、和気あいあいとしたとんちゃんらしい語りとなりました。

これから起きるのは人災

徹底して叩かれた阪神大震災の不手際。しかしここには危機管理の法整備が整っていない問題点があり、村山元総理を叩けるほどの環境ではなかった事実がある。その危機管理に取り組む安倍政権を批判していることから一貫性がない村山元総理への批判が出てくるのは受け入れてほしいのですが、それよりも印象的な発言を紹介しましょう。

警察官僚出身の自民・後藤田さんから「起きた天災は仕方がないが、これから起きることは人災。だからなんとかしないといけない」と励まされたことを語ります。

僕らは忘れてはいけません。東日本大震災の天災は、杜撰さを露呈する人災を引き起こしました。

皮肉な日本を繰り返していることになります。教訓から学んだはずが、まだ学びきれていない。そんなことを想起させられる語りであり、今回のインタビューで最も印象に残っている語りでした。

オウムを徹底してやれ

「既得権しか感じないジンケンガー」のいまの社民党から見ると、疑うかもしれないほど強硬派だった村山元総理。日本において未曾有のテロとなった地下鉄サリン事件に関しては「徹底してやれ」と指示したことを回顧します。村山元総理の回顧録などでも出てくる「別件逮捕も辞さない」。左派らしからぬ姿勢を見せたことも。

今回のインタビューでは語られませんでしたが、ハイジャック事件では現在のSATを投入した総理でもあります。人命を奪う卑劣な人間には外見から想像がつかないほどの強硬派だった政治家。それでも突入の際、被害者が出れば「お詫びに行く覚悟」と述べるほど、いまの政治家にはない強い責任感を見せたことも。

支持率が低すぎる特定野党にはない政治観です。

「美しい言葉と響き」と評価する令和

どうしようもない社民党からは「令和」に対して冷たい反応がみられました。一方、名誉党首である村山元総理は新元号に対し「美しい言葉と響き」と評価しています。この時代も戦争がないことを願っているとんちゃんの顔は、優しく穏やかで印象的でした。

今の社民党にはない表情と強調してまで言いたくなるほどです。

いろいろと乖離する村山富市という人物

村山談話の誠意も伝わらない。冷え込んでいる日韓関係の要因でもあるのが、誠意が伝わらないこと。その誘引になっているのも村山談話。安直な談話が、いまの日韓関係を生んだトリガーだと感じています。それを僕らの世代に引き継がせた罪は大きい。

また危機管理能力に関して阪神大震災であれだけ苦しんだのに、安倍政権の憲法改正の意図すら理解しようとせず、特定野党を支持するなど不可解な行動もあります。このような点はもっと詰めて考えを聞きたかった。しかし平成が終わるこの時期に、そこまで求めることは一般的ではないでしょう。元々そのような趣旨のインタビューではありません。

世間一般的な村山元総理の評価は鳩山・管元総理ほど酷くはありませんが、高くはありません。むしろ低い。しかしそれでも世間の評価と乖離している村山富市が存在しているように思えるのです。決断に難儀した時代背景を加えることで、村山富市元総理は再評価されるべき人物だと考えます。

大正生まれのとんちゃんが、令和は「どんな人でも楽しく暮らせる社会」を希望していたのも印象的で、それを心から共感し共有します。しかしこんな大分があることも共有しておかないといけません。

とんちゃんの希望に逆行する人物が大分の教育界隈に存在する。日教組を愛で、村山元総理を熱烈に支持したであろう大分大学の人権派であり卑劣な教育者。差別主義者であり社民党系支持者の存在。こんなところにも支持者の人格と乖離する一面を持っているのも村山富市という人物です。

そうみると、いろいろと乖離しているのが村山元総理であり、誤配系総理とも言えます。この乖離している部分を埋めるのも、僕ら大分県民の作業であっても良いのではないのか?そんなことを思わせる村山元総理が語る平成と令和でした。

とんちゃん、令和もよろしくね。

大分言論
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