「反対するなら戦争へ行って」を唯一支持した安達きよし氏が2027年別府市長選に出馬へ 大分民主主義の現在地

(Buzz Not News 大分=BNN配信)

2027年に予定されている別府市長選に向けて、元参院議員の安達きよし氏が出馬の意向を固めた。

一見すると地方政界における首長選の構図だが、同氏のこれまでの政治的スタンスと過去の選挙環境を振り返ると、この選挙戦が別府市民、ひいては大分県全体の民主主義のあり方を根本から問う試金石となる。

ひとつの焦点は、同氏が大分県政界に一部根付く「異論排除の思想」を実質的に引き継ぐ存在として、一部の関係者の間で警戒感が広がっている点だ。

政界引退した大分一区吉良州司氏が、自身に反対する有権者に対して「私に反対なら銃を持って戦争に行ってください」と言い放つ暴言があった。主権者を戦地に追いやるこの発言に対し、県内の政治家たちは一斉に沈黙した。

当時の参院議員だった現大分市長の足立信也氏は「他の議員に興味がない」、吉良氏が代表を務めた会派に所属していた緒方倫太郎衆院議員は「吉良氏に聞いてください」と、吉良氏と関係が深い「戦争法案反対」の旧民主党国会議員らは回答から逃亡。

その他の野党系国会議員(発言直後の2024衆院選で吉良氏を国民民主党は支持、立民社民は支援)や会派所属議員、そして県内の護憲派や平和や人権団体も沈黙を貫いた。

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その逃げ腰の政治言論空間の中で、この吉良氏の武力行使発言に唯一明確に答えたのが2027年別府市長選に出馬する安達きよし氏だ。

多くの特定野党議員が無視を決め込む中、同氏だけが「指摘に当たらない」と明確に吉良発言を支持した。

この行動が、結果的に反対派を死に追いやる極端な選民思想を容認・肯定したと受け取ることができ、事実上の大分的知性なき独裁者の後継者と目される要因となっている。

そのような異論を排除する思想との親和性が疑われる人物が、今度は一自治体のトップである市長の座を狙う構図となっているのが2027年別府市長選だ。

さらに、同氏の民主主義に対する姿勢を語る上で避けて通れないのが議席を獲得した2019年の参院選における、不透明な選挙環境である。

当時、公平・公正であるべき投票所において、あろうことか選挙立会人が「安倍政権による改憲は危うい(反安倍)」という政治的見解で一致していたとする、選挙の根幹を揺るがす重大な書き込みが大分合同新聞ネット版に存在した。

この記事とコメントは、指摘後不自然に削除された経緯がある。これは安達氏本人の直接的な不正行為を意味するものではないものの、選挙管理の要職が特定のイデオロギーで結託し、それを指摘する声がメディアによって不可視化されるという、極めて不公正で歪んだ土壌の上で同氏が議席を得たという事実は消えない。

「反対派には銃を持たせ死を促す」という極端な思想に対する肯定と、過去の選挙における管理体制への疑念。

これらの不透明な背景で県内の政局に関与した安達きよし候補者が、自治体のトップとして市民に信を問うことになる。

2027年の別府市長選は、単なる地方の政策論争にとどまらず、大分県における民主主義の成熟度そのものが問われる異例の選挙戦となる。

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Buzz Not News大分 羽海草生

本稿は大分合同新聞東西南北が時に見せるアクロバティックな論理展開とフィクションコラム同様、実在の報道と大分社会の史実に着想を得た随筆です。

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