大分県教委汚職事件をめぐる教員採用取消訴訟中の秦先生が首都圏で教諭になるこんな県を許せるだろうか?

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大分県教委汚職事件で発覚した教員不正採用問題。教員採用を取消されて臨時講師として大分市内の学校で児童と向き合ってきた秦先生が大分を離れて首都圏で教諭になりました。首都圏の採用面接では毅然として不正採用を否定し、試験官は能力と資質を評価。正式に教諭の身分として、大分ではない地で先生を続けています。

秦先生の不正採用取消を振り返ってみましょう。

当時の指導担当であった元大分大学教授(大分県教委OB、収賄罪で有罪判決)が当時県教委ナンバー2である元審議監(収賄罪で有罪判決)に「合否通知を知らせてほしい」と依頼。元審議監は元大分大学教授の依頼を教員採用に便宜を図ってほしい趣旨と勘違いし、秦先生と他の受験者に加点。元大分大学教授は「秦先生からそして家族から合格依頼はなかったこと、そして秦先生への口利きをしたことがない」と証言。つまり元審議監が忖度をした、そして秦先生は口利きに関与していない。しかし秦先生は不正行為をした者という烙印を押されることになりました。

秦先生は戦います。

大分県教委汚職事件の真相究明も訴訟の目的ですが、もうひとつの目的は教諭の身分を取り戻すこと。しかし加点前の成績が合格ラインに到達していないことで、公益性である能力実証主義を掲げる大分県から教諭としての道を閉ざされ、裁判所も認めてくれません。高裁・最高裁とその戦いはまだ続いています。

不正採用で不合格となった受験者の多くはもう一度採用試験を受け教諭になっていますが、秦先生は大分県で試験を受けずに行政の不正と戦うことを選択。そんな生活を10年近く続け、学校では臨時講師として児童と向き合ってきました。しかし秦先生は自分の未来を選択するため、不正行為が横行する大分県ではなく首都圏で教諭になっています。

能力実証主義の公益性に理解をしますが、段取りが違うのです。大分県教委汚職事件の真相究明をしてから能力実証主義を県が主張しなければまったく筋が通りません。なぜなら真相究明ができなければ、口利きをして大分県で教諭となっている人物の有無を曖昧にすることになります。この時点で能力実証主義ではない公益性が損なわれている大分県を証明できます。こんな大分県で児童や生徒たちが学校を巣立っている異常事態がずっと続いている可能性があること。県は忘れてはいけません。

広瀬知事は県教育長を知事部局から任命し続けています。教育改革としての人事ですが、知事がこの事件をコントロールしたい思惑があるとしか思えません。真相究明にやる気のある教育長が出てきては困る大分県があるのです。

口利きリストを大分県警が紛失しています。こんな都合が良いことが起きると思いますか?絶対に真相究明してはいけない事件であることの典型的な工作です。芋づる式に口利きしていた人物たちを引きずり出すことができるリストを狙った。元々この事件は県議会議員の関与も指摘されています。大分県警にリストの紛失を指示をした可能性があります。こんな大分県警や大分県議会があるのです。

教授としての実績のため、もしくは教授に気に入られないと先生になれない大分があったことを予感させる大分大学元教授の関与。ちなみに大分大学は大分大学IPアドレス隠蔽事件という信じられないことが平然と起きる大学です。こんな教員就職率全国ナンバー2の大分大学があるのです。

マスメディアにも目を向けましょう。大分合同新聞の幹部もこの教員不正採用に関わっています。不正の真相究明には世論構成が必要で、それを担うのがマスメディア。モリカケ問題なんて、その典型的な例です。しかしそんな大義すら理解できないのが大分合同新聞。それなりに関心を持ちますが、真相究明まではやる気がありません。ちなみにセクハラ新聞社を許さないでください。

司法にしてみれば、2008年の公判で口利きリストの存在が明らかになっています。県警の調べで見せられたと元審議監が証言。弁護側は地裁に対し口利きリストの開示を検察側に求めましたが、当時の裁判長は退けています。

付け加えておきますが、2014年教員採用取消訴訟で大分大学元教授の証人尋問を秦先生側が求めていましたが却下。しかしその後、裁判官の構成が変わったことから証人尋問が認められることになりました。このような経緯から見ても大分の司法でさえ、この事件を明らかにしてはいけない過去があったと勘繰りたくもなります。

行政もマスメディアもそして司法も、絶対に真相究明してはいけない事件が大分県教委汚職事件なのです。

既得権を持つ大分エスタブリッシュメントとでも言いましょうか?こんな輩たちが青年の人生や夢をめちゃくちゃにしました。

夢を持てない大分。信念すらあらゆる手で挫く大分。だから大分を去ることにした。

この大分の現実を突きつけたのが、大分を去り首都圏で教諭となった秦先生のニュースです。揺るぎない信念を持った青年を大分から追いやったこと。それに大分県が成功したニュースでもあるのです。

この現実を突きつけられているのは、いま大分で暮らしている県民であり、そのなかに子供たちも含まれます。この現実を曖昧にしてきたのが、県行政であり、僕らの代表である大分県議会であり、大分の知性である大分大学であり、権力の監視機関を自称する大分合同新聞です。

こんな大分県をみなさんは許せますか?こんな大分を子供たちに説明できますか?

僕ら大分県民はもっと深くこの事件に関与するべきでした。もしかしたらもう遅いのかも知れません。しかしまだできることがあるはず。

もう一度大分県民一体となって大分県教委汚職事件に関心を持ちましょう。この関心は国民主権というかたちに変わるはずです。この機会はおそらく最後。秦先生のニュースはその機会を僕ら大分県民に与えてくれたと考えてほしいです。

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