NHK大分の気象予報士である佳留さんを利用した話

小学生と月に数回触れ合うことがある。その日はまだメタルバンドの調整をしていない腕時計をつけていた。くるりとまわって、奥ゆかしい女性らしい仕草とも言われる内側腕時計となる。5年生の女の子が「男の人でも内側にするんだね」と言われた。だから僕は「これ佳留ウォッチっていうんだよ」といい加減なことを言ってしまった。佳留さんごめんなさい。

FBIのプロファイラーが持つ洞察力のようなもので知り得たNHK大分気象予報士の佳留さんの内側腕時計を思い出し、まるで「妖怪ウォッチ」のように口走ってしまった。一大事である。(妖怪ウォッチだけに)

「ママみたい」と小学生たちから言われた。人権週間なので個性の話でもしようかと思ったが、それよりも内側にするには理由があることを話した方が、この子たちにはわかりやすいと感じた。気象予報士である佳留さんの紹介をし、説明に入る。たとえば看護師さん。内側にしている人が多い。血圧や点滴の測定をしやすくするため内側にしている。たとえば兵士。戦争なんてしてはいけないのだけれども、敵からわからないようにするため反射を防ぐためにつけている(コドモガーのみなさん、ユルシテクダサイ)。スノーボードを楽しむ人。手を地面についたときに手の甲を痛めないために内側にしている(僕は)。「よって気象予報士の佳留さんもなんらかの理由があるのではないか?天気を予想する人だからこそ、その理由が気にならない?」と語りかけたのだ。

女性が腕時計の文字盤側を内側につけるきっかけとなった着物の身八つ口の話はもちろんしていない。授乳時にわきを開けるとぽろりと出てしまい、恥ずかしいという理由でわきを締めるようになり、それが女性らしい奥ゆかしい仕草となった。わきを開けて文字盤を見ないようにするために内側にする女性が増えたのではないか、といった話は「コドモガー、女性の魅力を正当化したイデオロギーはマギレモナクー」の指摘を受ける僕には、不適切な表現になるようなので、児童には控えることにした。さすがに余計なことは児童には言わない。

そうすると、天気を予想する職業があることを知らない子供たちが意外と多い。「気象予報士佳留さんに届くといいよな。NHK大分しんけんワイドおおいたには『ちょっと聞いちょくれ』というコーナーがある。僕みたいなクズ(これは言っていない)ではなく、君たちの質問なら喜んでNHKの人たちは答えてくれそうなんだけどなー。天気の予報の仕事から腕時計を内側につける理由について知りたいよね?本当のことは目には見えないと星の王子さまは言ってたけれど、本人に聞いてみないと本当のことはわからないもんなんだよ」と。

しかし子供たちは忘れていない。「おまえの内側時計の意味は?」の圧力に、「佳留ウォッチかっこいいでしょ?」と僕は決め顔でそう言った。帰り際キッズたちに「ウォッチいま何時?」と聞かれ、内側時計を見ながら「一大事」と力なく答えた。「妖怪ウォッチの歌みたい」と楽しそうに子供たちは帰って行った。「そこは『ウィッス』で返すだろう」と小学生に期待していた僕は、学校の先生にならなくてほんとによかったと思った。

僕の知っている大分キッズたちは、天気を予報して地域を守るNHK大分の気象予報士佳留さんの内側時計の秘密を知りたいようです。もちろん僕がそう仕向けたのは否めませんが、やっぱり気になる気象予報士の内側時計。驚いたのですが、天気を予報することで地域を守ることができる話をすると、目が輝く子供が多かった。防災士の話もついでにしたのですが、内側時計の話よりも食いつきがすごくよかった。もしかしたらこの一件で気象予報士になりたいキッズが現れるかもしれません。佳留ウォッチが佳留気象チルドレンに変わるかもしれません。むしろ僕が気象予報士になりたくなるかも。

そのときは佳留さんを追いやってNHK大分専属をねらっちゃうぞっ!そしてマリエッティーにちょっかいを出しちゃうぞっ!

実は僕も大きな文字盤の時計をつけるとき内側にし、佳留ウォッチをしています。サウスポーでもないのに、右腕に腕時計を着けていた時期もあります。きっと佳留ウォッチには気象予報士ならではの何かしらの理由があると思うのですが、僕は紛れもなく誰かに何者かとしてみられたかった黒歴史があります。

大分言論
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