続・大分の女子高校生が信号機のない横断歩道で渡るのを待っていることから始まるスカート備忘録

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彼女は僕の車に難癖をつける。女子高校生のスカートへの高揚は自分の軽では感じることができないと妻ちゃんは結論づけた。その理由こそが僕の車にあるようだ。僕は車高が低いMTの車を乗っている。結婚前から乗っており、彼女の軽と一緒に僕らの生活に加わった車である。

「女子高校生のワルツを踊るスカートのために車高が低い車を買ったの?」

「女子高校生のワルツを踊るスカートのために車高が低い車を選ぶのは坊やのすることだよ。この車にスカート姿の君が乗ると白い太ももがいくらかのぞかせるんだ。そのためでもある」と僕は反論する。

「あら変態。それにしても着衣のおっぱいを語るのは、坊やのすることじゃ無いの?」

完全に彼女のペースであるので、挑発に乗らないことにした。しかし妻ちゃんのペースは止まらない。ワルツを踊るスカートを見るたびに、楽譜に音符をつけるように声を発する。急に妻ちゃんは熱意を込める。

「パンチラじゃなくてチラパンにしよう。チラパンっていうとパンチラの格調がなくなったような気がする。チラパンって名称を変えたら盗撮減りそうな気がしない?動物みたいだし」

まったくしない。まるでわかっていない。あいつらの盗撮動機なんてわかりたくもないけれど、チラパンで盗撮が減るなんてことは起きない。問題は「見えないものを見ようとすること」であり、「本来は見えないものがなんらかの力が働いて見えてしまった」ことと次元が違うのだよ、妻ちゃん。

僕は「すげーよ」と敬愛をこめて笑いながら反応した。ここまでラッキースケベから女子高校生のスカートを語ることができる女子っていない。大分の女子高校生のスカートを守りし者だ。

彼女のスカート談義は止まらない。彼女は僕らの高校のスカートが踊るワルツの話を始める。

そこまで短い生徒はいなかった高校だけど、長いからこそスカートのワルツを抑制するのが難しいことがある。ただ反射の時間は圧倒的にこちらが有利だと妻ちゃんが見た女子高校生のさまざまなスカートに劣位を指摘するが、制服のかわいらしさは負けていると認める。「でも夏服はセーラーって感じでかわいいよね?スカート丈でかわいいは測れないよね?」と僕に同意を求める。頭が回転している音が聞こえてきそうなくらい女子高校生のスカートを語る人妻。

「あ、女子高校生のスカートで思い出した」と軽く手を叩く。もう思い出さなくていい。

風によって膨らむことで困った体験「魔の橋」についても語り始める。彼女が語る「魔の橋」から僕がひとつだけ学んだのは、大分の女子高校生にとって難所であること。しかし彼女の愛読書トーマス・マンの魔の山のように言うのをやめてほしい。

パンツスタイルの制服を提唱すると「わたしはスカートしか穿かない。スカート穿きたくない女子もいるから選べるのは良いことだけど、わたしは絶対スカートを選ぶ」と譲らない。よくわからなくなってきたので「じゃ僕もスカートを穿きたかった」というと「うふふ」と笑う。

きっと彼女は唇を巻き込んで笑っているはず。僕は前方とミラーしか見ていないのでわからないけれど、どんな表情をしているのかは返事で大体検討がつく。彼女がそんな表情をしたときは満足したとき。視野を広げると、スカートにワルツを踊らせる自転車に乗る女子高校生のゾーンを抜けた。

対象がいなくなれば、関心がなくなるのが世の常だ。だから僕は書き続ける。

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