「“そうはいかんざき”って磯崎さんのフレーズ?」って僕に聞くのだ。「それちがう“ザキ”さんだから。答えたくもない」と僕は答える。
大分県民にザキ違いで勘違いされる我らの代弁者である磯崎首相補佐官。そんな磯崎参院議員が10代女性とツイッター上で議論となったが「論破された上にブロックした」と話題になっているようだ。
9日磯崎さんが「集団的自衛権とは、隣の家で出火して、消防車が来て初期消火に努めている中、消火活動に加わらないで我が家を本当に守れるのかという課題なのです」とツイートしたことに対し、10代女性が「バカをさらけ出して恥ずかしくないんですか。戦争と火事は全く別物。火事は消火すれば解決するので殺し合いは必要ないが、戦争は違う」と応酬。
磯崎さんは「『例え話』というのはわからないのですか」と返答。すると他のユーザーから「10代女性に対して大人げない」と指摘され、磯崎さんは「10代と知りませんでした。悪しからず」とツイートし、その女性をブロックしたことから、ネット上で「10代女子に論破され、ブロックして逃亡した」と拡散されている。
ナイスタクティクス。高尚に振る舞うのだが、ちょっとしたことで暴言を吐く。わざわざ誰もが知っていることを、自分は気付いたと得意気に述べて議論を妨げる。それは「例え話」であっても「ちょっとした打ち間違え」であっても容赦しない戦術。噛み合わせが悪い議論を、一方的に論破したと思い込んでいる。ナイスタクティクス。
ちなみに磯崎さんが論破されたという記事は、都合よく解釈をしている記事なのだ。たとえば磯崎さんは「論理的に反論できなかった」とあるが、例え話であることがわかっているのにそれに「バカ」を付け加えられて応酬され、磯崎さんが論理的に反論する必要性がないことは“誰もが知っている”ことである。
また磯崎さんは18歳までに引き下げられる選挙権を持ち出し「10代だからといって軽視するのは叱られる」とツイートしている。この記事そのものがどこから出たものなのかという検証も必要だろう。都合よく切り取られた記事で磯崎さんを「10代女子に論破された参院議員」なんて「そうはいかんざき」。
でも仮にこの10代女子が設定でないとしたら、決して日本にマイナスにはならないだろう。バカと相手の意図を汲めないはよくないが、日本の行く先を見つめる10代というのは立派だ。「パープリン」と言う大分県民のように育ってほしくないと切に願ってる。
でも「論破」って都合の良いネット用語になったよね。
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