北朝鮮の核実験に抗議する決議を採決した参院本会議で、今年7月で任期を迎える改選組に入る大分選出議員民主党・足立信也先生が欠席していることがわかった。欠席者は30人のうち22人が改選組であり、政党別の内訳は自民党10人、民主党11人(全員)、共産党1人。
安保法制の際、立憲主義の崩壊と喚いていた民主党議員が多く居た。決議に欠席を行使する民主党・足立信也先生は、ブーメランの名手が揃う民主党のなかでも、なかなかの名プレイヤーになる。個人的には、欠席よりも出席し、賛成してほしく、一層大分に民主党はいらないことを僕は確信した。
ただし欠席という名の棄権ではなく堂々と反対し、自論を述べてくれれば聴く耳は持っていたのだが、欠席は性質が悪い。山本太郎議員のように「相手の思惑にはまる」という趣旨の弁解が目に見えており、選挙対策かどうか知らないが、核実験に関心を持てない議員は大分にいらない。もっと言えば核実験に反対できないような議員は日本にいらない。
それでも足立信也先生は採決が行われる前の1月6日(採決は8日)、足立信也先生の支持母体である連合大分の新春懇談会に来賓として出席していたようだ。議員活動があるので途中退席になったようだが、精力的に各テーブルを回ったことをブログで報告している。
これはちょっと気になる動向だ。SEALDsの伝説の名フレーズとなっている「戦争の脅威には酒を飲んで遊んで話し合う」作戦の予行演習である可能性もある。民主党とSEALDsは蜜月の関係だ。足立信也先生は、それを行動に移そうとしているのかもしれない。世界で初めて酒を飲み交わし、脅威を排除する政治家が大分から誕生するかもしれない。その確信を得たから、核実験に抗議せず欠席を行使したのかもしれない。
かもしれないのだ。
民主党岡田代表が言うように、九州1人区で民主党議員が当選しているのは、大分選出の足立信也先生だけである。民主党に大きな打撃を与えるには、足立信也先生を落選させることは戦略的には有効だ。本当に落ちてもらいたい。戦争法?を争点にするなら、何度でも立ち上がる男・共産党・山下魁さんを僕は推す。核実験に関心を持てず、核実験に反対を表明できないような議員が、戦争法?反対の受け皿になる大分にはなってほしくない。
足立信也先生の欠席理由が待ち遠しい。
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