大分選出民進党足立信也先生 子宮頸がん予防ワクチンから逃げる

「evidence based policy making」と大分選出民進党足立信也先生は参院決算委員会で述べた。

子宮頸がん予防ワクチンに関して足立先生はこう言った。「日本が立ち止まっているのはよくない。接種の努力義務がいまだに国民に掛かっていることを解消しないといけない」。確か足立先生は子宮頸がん予防ワクチンを男子にも接種を推奨していたことがある。若い女の子が副作用に苦しんでいることがわかっているいま、方向性が変わったのだろうか?それを知りたかったのに「時間がない」を理由に、子宮頸がん予防ワクチンについて質疑しなかった足立信也先生である。

質疑の内容を確認しておこう。

安倍首相が言い間違えたと主張した立法府の長から行政府の長の確認。ALS協会副会長が衆厚労委の意見陳述拒否され、その理由が話すのに時間がかかることから、安倍首相と塩崎厚生労働大臣にALS患者さんと話した経験を尋ねる質疑。熊本地震に関連して、慶長豊後地震で島が沈んだ伝説の紹介や避難している熊本県民の選挙権行使の確認を高市総務大臣に求める。今度は決算や貧困、当時の民主党時代はマスメディアの恣意的な“報道の自由度がすごかった自慢”など話が飛ぶに飛ぶ。そしてようやく福島第一と子宮頸がんワクチンに関して質疑に入ったが、子宮頸がん予防ワクチンは時間がないことで、「任期を得たら質疑をしたい」ようだ。

どれも無駄なんていうつもりはないが、副作用で苦しんでいる女の子がいるのに、推進派のひとりとして子宮頸がん予防ワクチンに時間を割いてあげるのが国会議員の責務だろう。しかも足立先生はお医者さんだ。どこかを割いてでも説明するべきであり、明らかに子宮頸がん予防ワクチンから逃げたかったことがよくわかる。興味深いのは、時間がないことを述べたときに言葉に詰まったことだ。良心的な方なのだろう。自分が何をしているのかをよくわかっているような歯切れの悪さだった。

戦争法派の拠り所になる足立信也先生であるが、北朝鮮核実験反対決議にも出席できない議員であり、そのような議員が平和主義者の受け皿になる大分が今年の夏の参院選。反対決議に出席すれば支持者の心情を悪くすることから欠席を選択し、一人の国会議員として求められている質疑は時間が無くなったことを理由にして逃げた。同じ名前のおおさか維新の足立議員なら、「アホ」と言われるかもしれない内容だった。

足立先生は「証拠に基づく政策」を目指していると英語で述べた。それでも民進党の支持率が上がらない。なぜだろうか?

国のことを考えた質疑していないから、嫌われるのである。それを民進党はまったく理解していない。不必要な質疑を繰り返して時間を潰す。すごいのが週刊誌を持ち出して質疑をする議員が民進党には多いこと。それだけではないのが民進党。揚げ足とエモーショナルに差別や人権を用いて相手にレッテルを貼るのが得意。政権の足を引っ張るのが目的にしか見えない。「証拠に基づく政策」が信条であれば、国民がしてほしい質疑が何であったのかを足立先生だけはわかってたはず。医師の立場から見れば、患者さんの気持ちや家族が知りたいことがわかっているはずなのにそれを避けた。

足立先生のその姿勢に対して、被害者会の家族が怒っていることを、大分県民のみなさんは知っておくべきだろう。「アベガーアベガー」が好きな大分合同新聞の報道では知ることができないひとつの真実。“偏ることで得られない重み”を大分県民は知っておいてほしい。公正と主張する大分合同新聞の偏った主権者教育では、絶対に知ることができない国会議員の姿勢である。対立している政党の情報を互いに知るからこそ、正しい選択ができる大分であってほしい。

足立先生は「to err is human」と英語で安倍首相に述べていた。過ちをあれだけ繰り返しているのに、まったく改善されない民進党議員がそれを述べるのだ。やっぱり民進党は、どこかおかしい。岡田代表体制では、皆がおかしくなっていく民進党であることがよくわかる質疑だった。

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