いわゆる左の議員のなかで保守がもっとも“なんとなく許せる”のが大分県出身の社民党党首、吉田ただとも議員のようである。
政治関係のポータルサイトとしてニコ生(もちろん他にも)を利用しているが、ニコ生ユーザーに大人気。先日行われた「マニフェストみたいなもの」の民進党の放送よりも、社民党のポスター披露会見の方が評価が高かった。それに貢献したのは、まぎれもなく吉田ただとも議員である。なぜ人気なのかというと、おじさんとしてかわいいのだ。
人が良さそうで真面目だけどチャーミングでかわいいおじさん。ニコ生ユーザーのなかではアイドル扱いされている。おじさんとしてかわいい、お酒一緒に飲んだら話が面白そうなどあるけれど、吉田ただとも議員の何が優れているのかというと、話し方に嫌味がない。民進党議員のような醜態を晒す話し方をしない貴重な左系議員である。これは議員として必要な資質だ。民進党の岡田代表、福山議員や週刊誌をネタに使う民進党議員なんかと格が違う。笑顔が溢れるのも、ただとも議員の特徴だ。
吉田ただとも議員は今夏の参院選改選組に入っているが、選挙が行われるたびに社民党の票が逃げていく。今度の選挙は社民党存続をかけた戦いになり、1議席取れれば上出来という下馬評も多い。吉田ただとも議員とみずほちゃんの党員同士の争いも参院選の見どころだ。ただとも議員はつい最近生き残りをかけるための画策を図ったこともある。自分が生き残る手段だと批判も多かったが「最後の党首になる」ことを考えれば、理にかなった行動のようにも見えてくる。「終わらせるわけにはいかない」党首としての気持ちがその判断だった。選挙で負けて党が消滅するのと、合流して消えるのでは訳が違う。
笑顔のただとも議員 ニコ生ユーザーに大人気
主権者教育として忘れてはいけないことがある。人柄も選ぶ要素になるはず。「政治なんてわからないよ」というガールやボーイでも、君らの一票が必ず日本を構成する。人柄から入って、「議員である先生たちが何を言っているのか?」に関心を持つのも良い。そこが主権者のスタートであっておかしくはないのだ。
どんな議員でも間違いを犯し、頭にくることもあるが、確かなことがある。それは日本の問題に取り組んでいること。それは高い確率であなたに降りかかる問題になる。保守や左翼、もしくは右翼、革新なんて言葉を聞くこともあるけれど、そこから入らないこと。こういったイデオロギーが問題解決の多くの弊害になっていることを、18歳のころから知っていた方が良い。
つまんない“こういったイデオロギー”にとらわれないで、何が日本の問題、もしくは大分の問題になっているのかを政治家の人柄から感じるのもアリだ。これが関心に繋がる。大分合同新聞のような“つまんないこういったイデオロギー”を隠しきれない主権者教育に染まらないでほしい。もっと柔軟に感じてほしい。
アベ政治の暴走を止める決意の凛々しいただとも議員
僕はただとも議員とまったく考え方違うし、僕の票は与えないけれど頷けることも多い。必要ない議員なんて僕は思わなくなった。耳を傾ければ、ただとも議員の熱意を感じる。
もっと耳を傾ける姿勢が第一野党である民進党の幹部にあれば、こんなくだらない参院選、そして大分選挙区にならずに済んだと思う。野合側の候補者に民進党足立信也先生を立てる大分選挙区に大反対だ。野合の意味を「もたない、値しない、くだらない」候補者だと感じる。これが野合候補者であれば、国民主権の崩壊だ。
「もしも大分選挙区の野合側候補者が吉田ただとも議員だったら」。18歳から参加するにふさわしい大分の選挙になっていたと僕は思うし、それができない大分が残念だと思う。
かわいい。
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