「カンカンチキキチ」と鐘打ちをするのが基本になる。丁字型の撞木で鐘の底面をカンカンと鳴らし、鐘の側面を打ってチキチキと鳴らす。しかしマリエッティーことNHK佐藤まり絵キャスターは、丁字型の撞木の突く側ではなく側面を使って鐘の底面を叩き、そのまま鐘の側面を棒の突く側で鳴らすという斬新な鐘打ちを披露した。そこにはチキチキへのトランジションを素早くするといった意図があったと考えられる。
サッカーにはゲーゲンプレスというものがある。相手の攻撃の勢いを利用して、高い位置からボールを奪う。簡潔に言えば守備から攻撃へのトランジションを素早くする戦術だ。マリエッティーの斬新な鐘打ちから、僕はゲーゲンプレスを思い浮かべた。カンカンからチキチキへのトランジションを素早くしたかったマリエッティーは、固定観念への反逆を行った。マリエッティーが21日のしんけんワイド大分リポートで中津祇園の素晴らしさと同時に伝えたかったことは、「固定観念への反逆と切り替え」だと僕は思う。
なんてことを言ってみたけれど、マリエッティー。君はまったくリズム感がないんだね。スタジオにいる微笑みの田中アナも呆れていたよ。堀キャスターは感情をこぼさない表情をするけど、目は笑ってた。「こいつリズム感ねーな」って目していた。
マリエッティーって、自由に見えるリポートをする。結んだ髪に添えてあるマリエッティーのトレードマークのネイビーリボンを揺らしながら、楽しそうにリポートをするのだ。「自由のリボン」を揺らし、大分を伝えるマリエッティーが楽しそうでなによりです。
毎週木曜日のしんけんワイド大分のリポートが面白い。佐藤まり絵キャスターと堀愛美キャスターというフィルターから見える大分の風景はいろんな顔を見せる。
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