蓮舫首相を想定し民進党と連合のフィルターから憲法を見る

蓮舫議員は衆院選を政権選択選挙といった。

確かにその認識は一般的であるのだが、僕には参院選こそ政権選択選挙になると、公民を中学生で学んだ時そう思ったことがある。ねじれ国会になれば法案は衆議院で通過したとしても、参議院で通らなくなる。そうすると衆議院の優越によって3分の2を衆議院で得なければ議決できなくなり、国会が不安定になる。

野党にとってみれば政権交代の直接的な礎になると見て、中学生の僕は「政権選択選挙は参院選と見ることはできないですか?」(嫌な中学生だね)先生に聞いたのだ。そうすると憲法9条を愛する先生から「みんながそう言っているからそうなんだ!お前の意見などどうでもいい!捻くれるな!」と怒られてしまい、先生には質問しない生徒と僕はなった。「大分と日教組」のキーワードを見るたびにこの先生のことを思い出す。

そんな中学生時代を過ごした僕は、蓮舫参議院議員が首相になったと想定してみる。

蓮舫代表として衆議院を過半数取り勝利した民進党。衆院は民進党を含めた野党4党で過半数、参院は自民党ら改憲勢力3分の2のねじれ国会が成立。そのまま蓮舫議員が衆参で指名され、衆議院の優越で内閣総理大臣となる。民進党の法案が衆院で通過しても、参院で否決される。そうすると衆院で3分の2必要となるが、民進党を含めた野党4党ではなかなか難しいことが想定される。

仮に安倍政権を脅かすことが起き、野党4党が3分の2とれる状況になったとしても、自民党が要職を占める参院では採決しないままの状態にできるだろう。また参院で否決し続けても60日以内の決断を迫られる。法案を可決しなければならない蓮舫政権にとってみれば、この期間はとても長く感じるはず。マスメディアはころりと掌を返し国会運営を批判し、いつものように世論は批判する対象を蓮舫政権にコロリと変える。

政権や国会が立ち行かなくなり、蓮舫首相は唯一解散権を持つ衆議院に踏み込むことを決断する時が来る。国民に信を問うその瞬間、6年間の任期が確約されている参議院に席を置く蓮舫首相が「私は議員であり続けますが、衆議院のみなさんは解散ですよー」ということが起きるだろう。2ちゃんねるあたりで、粋な解散ネームが付けられる。「私は議員ですけど解散しちゃだめなんですか?解散」とか生まれるだろう。

それで同じ民進党の衆議院議員は納得できるだろうか?もちろん憲法67条に保障されているので参議院議員が総理大臣になっても構わないが、「改憲勢力3分の2阻止で参院選をサポートした民進党衆院議員のみなさんは、参院議員の蓮舫首相が衆議院を解散することに納得し、過酷な選挙を初志貫徹の精神で戦えるのかな?」と僕は素朴な疑問に感じつつ、蓮舫首相(仮)の身を案じているのだ。デリヘル議員で有名な吉良先生はどう思うのだろうか?吉良先生のサイトに、デリヘル抜きで質問してみようと思っているくらいだ。もちろんそのようなことにならないために衆議院議員から指名することも想定できるが、そうなると代表となった蓮舫議員が報われない。彼女も総理大臣になりたいだろう。

個別自衛権でも日本を守れると意気込んだ民進党枝野幹事長。安全保障は米軍あってのもので、日本を守るためにアメリカ人が死んでその家族が悲しんでも構わない、それを許す日本の個別的自衛権になってしまうが、物事を論理的に考えることができない人たちであれば、こういう衆参を取り巻く任期や解散といった憲法の素朴な疑問が生じることってないのだろうか?

憲法の素朴な疑問といえば、民進党最大支持母体である、最近共産党にいちゃもんをつける連合にも感じるものがある。連合の調査によると、LGBTの調査で職場に同性愛者がいることに対して35%が嫌だと、驚くべき結果が出た。その連合はLBGTの法制化を目指していると主張しているが、ここにこそさすが筋を通せない民進党あっての支持母体だと感じてしまった。

LBGTの問題を解決したいのであれば、憲法24条に言及しなければ、本当の同性愛者を取り巻く世界を変えることはできない。改憲勢力阻止の民進党を支持していた連合。言ってることと、やってることがまったく違うことがわかる。広瀬知事が大分マスメディアに言ったことがある「鋭利な感性を持つマスメディアのみなさん」は、こういう矛盾を指摘してくれないし、大分合同新聞にしてみれば、そういう指摘をしない自分たちには理性があると思い込んでいる。大分大学の気鋭の憲法学者は大分合同新聞御用達学者になっており、そういうインセンティブを県民には与えてくれない。そういう新聞社と大学がタッグを組んで主権者教育を行っている大分。

蓮舫首相(仮)と改憲勢力阻止の民進党と連合から憲法を見ると、安倍政権による改憲勢力阻止の岡田代表って民進党にとってみれば消したい過去のように見える。

大分言論
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