木曜日はキャスターがお出かけをするのが、NHK大分しんけんワイド大分である。スタジオにいないキャスターが担当することが多いので、堀キャスターがスタジオにいることから出番は佐藤まり絵キャスターになると予想。15日は皿回しのリポートであり、敬老の日にちなんだかどうか知らないが、孫が喜ぶ皿回しのニュアンスでリポートは始まった。そこでマリエッティーの登場であり、どんな斬新な皿回しが見られるのかとワクワクしていたのだが、登場してきたのは副島萌生アナウンサー。いやここはマリエッティーだろうと、NHK大分のプロデューサーやらディレクターやらに苦言を呈したい気持ちになったのだが、豊富なポテンシャルのNHK大分を誇示したリポートとなった。
運動神経が良くないと自負するバレエダンサーのめいちゃんであるが、やはり皿回しは難しいようで、初心者向けのペットボトルの蓋が付いた皿でくるくると楽しそうに回していた。一通り孫が楽しむようにめいちゃんが皿回しを終えて、今度は3人のおじいちゃんおばあちゃんによる達人の披露となった。
そこでめいちゃんは本領発揮する。皿回しを見る孫がおじいちゃんおばあちゃんに声援を送るようなリポートと思いきや、皿回しの本格的な実況をし始めた。安定を図りながら回し、中心をとらえた達人に向けてめいちゃんは「まわったー!」と実況。まるでサッカーでゴールが決まったかのように、「まわったー!」と叫ぶのだ。もちろん回すまでの描写も的確で、実況の素質も十分のように感じたが、それ以上に「まわったー!」はなかなかの迫力となった。
そして「まわったー!」は時として仇となる。10個同時に回すことができる日本で唯一の達人の披露となったとき、めいちゃんの実況がプレッシャーとなってしまった。一皿ずつ回る度に「まわったー!」が来ることで、達人の手先が狂い始めてしまい、最終的には6個までしか放送中にできなかった。スタジオにいる田中アナも「副島アナのプレッシャーがすごい」と苦笑、そして達人も苦笑。めいちゃんはというと、ニコニコと孫のような笑顔でリポートは終わった。
ここにマリエッティーが居たら、ひょっとするとお皿が飛び跳ねてカメラに直撃したりして、“あたふたェツティー”が見られたかもしれないなどと想像していたが、めいちゃんにもカラーがあることがわかった。いろんな大分をそれぞれのキャスターを通してみることは楽しいが、一瞬にして主役が変わってしまうというのがNHK大分の困ったポテンシャルなのだろう。
ちなみに「まわったー!」な皿回しの体験は、ホルトホール大分でできるそうです。いつでも門は開かれているようですよ。「まわったー!」と言われる皿回し人口が大きくなると、皿回しオリンピックを開催できるかも。もちろん実況は副島萌生アナウンサーなんて、そんな大分の夢を見られるのかもしれません。
めいちゃん。だからずっと大分に居てね。
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