NHK大分の佐藤まり絵キャスターがいない大分。
しんけんワイドおおいたから、マリエッティーの番組卒業が発表。さまざまな意見が大分論壇に寄せられた。「せっかく慣れてきたのに」、「随分とうまくなったのに残念」、「おまえのせい」などいろいろあったが、大分県民から愛されたキャスターであることがわかるだろう。
マリエッティーも負けていない、TOSのあいきゅんこと田中愛佳アナウンサーのニット姿に、現を抜かす安堵な17日であってはいけなかったのだ。
お別れは突然来るのもしんけんワイドおおいた。木曜日に必ず事実上お別れの演出があると予想していた。今週現れたのは遥ちゃんじゃない方の鈴木アナ。学生姿になりあわびを食べていた。しいたけやあわびとか「食ってばっかりじゃーかよ」とMOCO’Sキッチンみたいに度が過ぎた荒唐無稽なクレーム“大分の洗礼”の記事とか、“体を張らない鈴木の方(遥ちゃんのブログ名がからだはるか)”、なんて揶揄してやろうかと構想を練っていたが、マリエッティーがいなくなったことで、もうやる気がない。
突然すぎるお別れを回避する大分であってほしい。いろんな事情があるだろうが、匂わせる大分であっても良いはず。僕がNHK大分で自由にタクトを振れるのであれば、水曜日の小さな肖像にマリエッティーを登場させたはず。
大学院で駄菓子屋のおばあちゃん店主の論文を書き、法人で営業し、そこからキャスター業に転身。なにかと失敗を許せない「うるせー大分」で、懸命に頑張ってきた都会っ子である。その都会っ子が田舎・大分でどんな風に成長をしたのか?ここを見たかった。いや、けっして大分のニノこと二宮さんが描く「マリエッティーの絵がみたかった」という不純な企画書ではない。そんな別れの場があっても良かったはずというお話だ。
「おまえはNHK大分の犬、職員」などいろいろ来ることもあるくらい僕のNHK大分愛は揺るぎないが、今回は納得がいかない。「マリエッティーとお別れさせないとか許さんぞ」なんて言いたくもなる。
失敗したこともあった。 1年目は立て直すことができないこともあった。「伝えなければいけない」の意志が主張し過ぎた前傾姿勢もあったが、時間の経過とともに戻っていった。最近は失敗しても、顔に出なくなった。まるでジャンプに失敗し無様な着氷をしても、果敢に立ち上がり演技を続行するフィギュアスケートの選手のようだった。
髪の後ろにアクセサリーを付けていることが多く、その一部は水戸局の齋藤キャスターからもらったもの。でも僕は紺色のリボンが好きだった。リボンが似合うキャスターといえば、ウェザーニュースのあやちこと松雪彩花さんとマリエッティーしか知らない。
好きなキャスターがたくさんいるなかのひとり、マリエッティーがしんけんワイドおおいたからいなくなる。もう今までのような情熱を大分に傾けることができるのかどうか?僕にはわからない。いろんな圧力を受けてきた大分論壇。そのなかでもこれ以上のないショックを受けたのが、NHK大分佐藤まり絵キャスターの番組卒業である。
もっと書きたいことがたくさんあった。南波アナや気象予報士の佳留さんがマリエッティーのことを「まり絵さん」なんて呼んでいることの考察を考えていたんだけど、もう思考回路がショートしてしまった。NHK大分佐藤まり絵キャスターがいなくなった大分の夕方が、当たり前になる日が来ないような気がする。もう僕は大分について何も書けないかもしれない。
なーんていうと思ったか!マリエッティー。「新しい女子キャスターが楽しみ」なんて平気で言っちゃうぞ、大分論壇は。でもね、マリエッティー。
深いおじぎに定評がある南波アナだが、僕はマリエッティーの深いおじぎしか見ていない。悔しくてどうしようもない大分の夜もきっとあっただろう。素の表情を見たような笑い方と、優しい声が好きだった。それ以上に、これだけは言っておかないといけないことがある。
あなたから伝えられる大分は、いつもキラキラしていました。「もうしんけんワイドおおいたなんて見ねーからな」と言いたくなるほど、あなたが伝える大分が本当に楽しかった。
さよなら、マリエッティー。マリマリマリエッティータイムが終わることに、誰よりも。
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