14日のウオッチ大分はライフセーバー特集でした。NHK大分堀愛実キャスターの第一声で「まなみんが海に入って実演するのだろう」と、熱い眼差しをテレビに向けていたのですが、表れた彼女はデートで海岸にたどり着いたような恰好をしており、まったく海に入る気配はありませんでした。それはまるで、男女数人のグループで海に訪れ、お目当ての女の子が水着にならないことを知った妙な悲しみに似たような感情でした。
ライフセーバー特集ということでNHK堀愛実キャスターの「助けてください」から始まりました。意外とクリアで強い発声をする。このような声をする人こそが、このような仕事に就けるのだろう。ずっとこの仕事をしたかったことをまなみんは告白していましたが、その自信が声に表れています。堀愛実という名前が書かれた声として、認識できるようになりました。
でもね、まなみん。また海に入る話に戻るんだけど、君が知らない先輩である水戸局の斎藤キャスターは、ライフセーバー特集で自ら海に入って実演したんだよ。いや僕はなにも、まなみんが海に入らないことをどうこういうつもりはない。ただ君の知らない先輩は海に入ったんだよ。
あ、もしかして「泳げない」とか。なるほど。泳げないのに海に入るのは危険だよね。これを伝えたかったのかもしれない。さすまな(さすがまなみん)。
スタジオの大分のパパである田中アナも言ってたもん。「子供から目を離さない」、「お酒を飲んで海に入らない」の2か条は、まなみんが自分の命を守るために決断した海に入らない主張から生まれたのかもしれません。泳げない方こそ、海には気を付けましょう。
話が急転するのですが、大分のニノこと画家の二宮さんの「小さな肖像」、今週の出会いはほんとよかった。いつも思うのだけれど、どうしてあんなに劇的な物語を語れる人に出会えるのかなと思う。折り重ねる人間模様が浮かぶ人に、二宮さんはよく出会える。
僕がこの前京都で出会った隣にいた酔っぱらったおっさんに「あなたのうれしかったこと」を聞いたのですが、「おまえそれ犯罪だろ」という話を聞かされました。引き寄せられるのは、やっぱ人柄なんだろうなと思いました。そりゃまなみんが海に入る期待値を、彼女の第一声で想像したくらいの僕ですから、こんな出会いしかできないのでしょう。
きっと僕が小さな肖像を担当したら、3回で打ち切りになる自信があります。ニノでよかった。
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