まるで毎年の慣例かのように、府内戦紙の写真をドーンと一面に掲載するのが大分合同新聞だったのですが、写真も小さいし、記事も少ない。「こんな綺麗な人がこの企業にいるって社員知ってた?」という女性がさらしを巻いて山車に乗っている写真を掲載していたのですが、福岡・大分豪雨の影響から自粛したのか?それとも大分の一般女性にカワインフォでスリーサイズを聞いていたこと(大分大学IPアドレス隠蔽事件の淵源)から自粛したのかどうか知りませんが、今年の府内戦紙の取り上げられ方が弱いように感じました。
僕が以前、府内戦紙に参加出場する女性に「アイヤーとか言って楽しそうじゃん」というと「本気で言ってんの?嫌々練習してやってんのに腹立つ。ちなみにアイヤ―じゃなくてセイヤーね」なんていうやり取りもあったのですが、彼女だけではなく「大企業のオナニーを見せられている気分になる」という嫌悪感を表す大分県民も一定の割合にいるようで、大分市民・県民のお祭りというより、大手企業のお祭りの体があるのが府内戦紙です。
山車も戦国武将ばかりでなんか飽きちゃいます。もっと緩くていいのになんて思うのですよ。たとえば富士通なんて「東芝ざまあww」って感じのアイロニーレクイエムの要素を取り入れたり、大分県職員なんて「イエスマン」をテーマに広瀬知事の山車とか。大分市職員互助会は、中央通り歩道拡幅工事失敗をモチーフにして、カフェ風の山車が拡幅工事をした形跡が残る場所で華麗にターンを決めるとか、トキハなんて駅ビルの山車作ってぶっ壊したり。
もちろんアイロニーですよ。府内戦紙の由来は慰霊ではなく、市民が楽しめるイベント化として作られたお祭りなのですから、肩の力を抜いて怒らないでほしい。大分大学のようにIPアドレス隠蔽して人権侵害しないでほしい。
もし大分商工会議所青年部が新規参入を緩くした体制を整えてくれたら、僕は大分大学を推薦したい。たとえばこんな風に。
山車にブルーシートが被されており、ベールに包まれている。クライマックスになったらブルーシートが取り除かれ、偽善者と独裁者の山車がセイヤーって言いながら舞う。深刻な人権侵害が行われた大分大学IPアドレス隠蔽事件をモチーフにした反省のパフォーマンスで、僕はここまでしてくれたら大分大学を許そうと思うくらい感動します。
ひとつ付け加えておきますが学生には罪はありません。ユニークユーザーが300も超えたのに、いつも「人権がなんちゃらかんちゃら、住みやすい大分がなんちゃらかんちゃら、多様性がなんちゃらかんちゃら」と大分合同新聞にてしたり顔で人権語ってる教職員がいるのに、深刻な人権侵害が大分最高学府で起きたことに対してだんまりしているのが大問題なんです。だから職員参加で、最後は学長が偽善者と独裁者の山車をぶっ壊すパフォーマンスしてくれたら、これでノーサイド。僕は許します。
もちろんこれも、自称人権派の人権侵害だけはなぜか許される大分の知性というか「恥性」に対してのアイロニーです。他の団体も、戦国武将に限らないで特色出していいんじゃないの?といった提案です。
真面目に論じるのであれば、テンプレが決められたようなお祭りになっている。まだできるはずなんですよ。2日目は市民が参加できるお祭りと言われていますが、やっぱり動員されていることで不満を持つ方も多く「参加者の笑顔の比率30~50%」なんて揶揄されたりも。もうちょっと参加する気持ちを汲んで謙虚に取り組めばよいのに、なんて思うこともあります。
大分県各地にはさまざまな踊りがあり、特色があります。それを集結させれば、各地の実行委員が集まりますので、やはり活気が見ている側にも伝わるでしょう。やっている側が楽しくなければ、見ている側にも伝わらない大原則がありますので、この点もう少し工夫したら良いと思うのです。
僕は高校生のころから府内戦紙を府内パクリなんて揶揄していましたが、パクったお祭りも33回も続けば歴史となり、大分のお祭りと認知しても良いと感じるほど寛容になれました。続ける努力に敬意を払うべきであり、それは認めるべきです。
ただ市民に愛されるお祭りになるには、まだそのビジョンがまったく固まっていない。形式にとらわれすぎるから、市民・県民との距離が離れていく。それを防ぐために、もっと企業や団体のカラー出していいと思うんです。「今年何してくれるのかな?」といった楽しみがあっていいんです。だってお祭りなんですから。戦国武将から離れたその企業のカラーが出る独自のパフォーマンスが見てみたいんですよ。一団体くらい冒険していいと思うんです。
そうみると大分合同新聞の今年のやる気のなさが、妙に説得力をもつのです。
こんな型に嵌った現状の七夕まつりなら、出場協賛団体の資金を集結させて、2日間全部花火大会の方が、大分市民動員できるような気もするのです。大分川は合同新聞になりますが、大野川、西大分港に分散した花火大会が3日連続で行われる。こちらの方がみんな参加でき、分散されることで幅広い大分市民それぞれの想い出が作れるお祭りになります。
でもそれじゃやっぱり寂しい。変革をもたらす企業が表れること、その勇気を称賛できる大分になれば、きっと府内戦紙って面白いお祭りになると思います。戦ってほしい。
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