NHK大分柗井綾乃キャスターが秋茄子が旬であることで紹介をしていましたが、彼女が作ったであろう輪切りの焼きなすに対して、スタジオの田中アナとまなみんこと堀キャスターが異論を唱える場面がありました。
焼きなすは一本のまま焼く。それに対して柗井キャスターは「柗井家では輪切り」と主張。「まるでバーベキュー」などと輪切りのなすに盛り上がっていました。いろいろ調べてみると、結構簡単に焼きなすを食べられるようで、パフォーマンス的にはアリのように感じました。
僕も今年の夏バーベキューで焼きなすをつくろうとしたところ、大爆発を起こしてしまい、隣の宮崎から来たというファミリーの子供を驚かせてしまいました。びっくりさせたことにラムネで許しを請うたのですが、ラムネの飲み方を知らないとのこと。「温泉とラムネは深い関係があるから、大分っ子はラムネが大好き」なんて適当なことを言ってしまい、親御さんが真面目に聞いていたことに心が痛みますが、とても楽しそうに飲んでくれたのでよかったです。宮崎でその嘘が喧伝しないことを願っています。
フォークで穴をあけたり、切れ目を入れると爆発しないようで、そんなことをまったく知らない料理ができない僕を自由にさせたことから、自宅のキッチンにさえ侵入を許されなくなりました。「あいつはなすを爆発させた。だから危険だ」ような目で見られます。冷蔵庫を開けただけでも、なす爆発主犯者として見られるのですから、こちらもたまりません。
よってあやのんこと柗井キャスターが、輪切りなすでぼっちになった気持ちがわかります。焼きなす爆発事件を起こした僕としては、輪切りで食べた方が面倒を起こさないことから支持をしたい。でもやっぱり一本で開かれたまま鰹節が控えめに躍り、ぽん酢でそのダンスを無慈悲に終わらせるのも焼きなす。カキフライで自分のことを書けといった村上春樹さんではありませんが、焼きなすで語れそうな気もします。
柗井家輪切りなすの秘密に、仮説を立ててみましょう。柗井家は「なす爆発事件」を体感した。そこで生まれたのが輪切り。これによりなす安全神話が確立。そして楽に焼けることを、はふはふと食べることをたまたま知った。それが柗井家の輪切りなすのファミリーヒストリー、のように思えるのです。
コメント