主に大分合同新聞の羽山草平記者が主導した世論形成で危険運転致死罪の訴因変更になった194キロ死亡事故の公判が今日から始まります。
危険運転だと認めてほしいと願います。しかしけっして無視できない側面もあるのが、この194キロ死亡事故の訴因変更です。
マスメディアが報じない訴因変更の経緯と、立法府の地元選出国会議員の無関心について紹介しましょう。
194キロ危険運転公判でマスメディアが報じない訴因変更の経緯
194キロ危険運転致死罪訴因変更の経緯について、被告人も被害者遺族にも法の下の平等を揺るがす理不尽な出来事を全国のマスメディアは一切報じていません。
194キロ死亡事故の1ヶ月前には、100キロの死亡事故が起きた大分市です。
危険運転が疑われる100キロ事故の被告人が育児を理由に公判欠席をした際に裁判官が「身柄の拘束もある」と脅したとして、大分合同新聞のコラム東西南北が裁判所を批判し被告人を擁護しました。
公判欠席の詳細記事は大分合同新聞のサイト上から削除されています（時間の経過で削除されることも、しないこともある大分合同新聞）。
遺族の平穏の遅れを支持した大分合同新聞です。
「速度は問題ない」の論陣を張った大分合同新聞が、理不尽の声をあげた194キロ死亡事故の遺族には心を寄せるが100キロ事故の遺族には酷く冷たい言葉を掛けていた不公平な事実がここにあります。
大分市で起きた2つの高速度事故は、明確に偏った経緯を辿っていることをマスメディアは一切報じていません。
マスメディアが、もっといえば大分合同新聞が気に入らない被告人は重罪にする日本。
マスメディアの失態による理不尽ないくつかの判決がある日本ですが、そのひとつに加わる裁判になる可能性があるのも194キロの公判です。
法的安定性に関心が高かった大分合同新聞
安保法制国会時の際に参院議員（その後落選し引退に追い込まれる）が法的安定性は問題ないと発言し、それを世論形成で問題視して落選させたのも大分合同新聞です。
法的安定性には関心が高かった大分合同新聞。また政権の法的解釈を問題視していたにもかかわらず、法的解釈を捻じ曲げて重罪に追い込もうとした大分合同新聞羽山草平記者の熱量と歪んだ正義を感じました。
マスメディアが法的解釈に縋って世論形成し司法判断に影響を与えることになれば、もう法治国家ではありません。
声をあげることができた遺族に心を寄せ、訴因変更の世論形成に成功したマスメディア。
声をあげることができない遺族には、被告人が出廷しないことによる裁判期間延長という理不尽な仕打ちを歓迎したマスメディア。
そのマスメディアこそが、速度は問題ではないの論陣で194キロ死亡事故の訴因変更に大きな寄与をした大分合同新聞です。
遺族の意向が認められてほしいと願いますが、大分市の2つの高速度事故でマスメディアが関与するだけでここまで違いが出ることに違和感を覚えます。
194キロ死亡事故に無関心だった地元選挙区国会議員
注目の194キロ公判ですが、2024年衆院選大分1区から見ることも推奨します。
死亡事故が起きた大分市（大分1区）選出の吉良州司さんですが、立法府の国会で194キロ死亡事故に尽力することはありませんでした。
吉良州司さんが代表を務める有志の会会派所属福岡9区緒方林太郎議員が国会で取り上げたことはありましたが、地元選出国会議員が選挙区の問題に取り組んでいなかった事実は残ります。
そもそも吉良州司さんは、国会質問をせずに延々と持論を展開し最後は「時間がない」と捨て台詞を吐く国会活動を飽きることなく続けています。
普段から民意を蔑ろにする自惚れと虚栄心が満ちた国会質問を続け、194キロ死亡事故に対しても仕事をまったくしなかった国会議員が2024年衆院選で再選したことも、大分1区の有権者として知っておくべき事実です。
今回の194キロ事故に対して有識者が口を揃えていたのは、危険運転の類型化を考え直し立法で対処する。
その立法が機能せず、地元選出議員の吉良州司さんも民意を無視した国会活動だった。
正攻法を捨て、不公平で偏ったマスメディアの感覚で作られた法の下の平等が揺らぐ世論形成で司法判断を待つ大分県です。
