大分合同新聞は大分県教委汚職事件の不正採用を闇と安易に片付けないでモリカケのような執着心を見せてほしい

3日の大分合同新聞東西南北は、大分県教委汚職事件をめぐる不正採用取消訴訟が終結したことについて「闇の深さが目立つ」と評しました。

この新聞社がこの事件を叙述した後に述べる見解でよく「闇」という言葉を使うのですが、僕は激しい嫌悪しかない。大分県民に忘れて欲しくないのは大分合同新聞の幹部も不正採用に関わっていた事実があること。

県教委だけではなく、県教組・県議会議員・地元有力企業、証拠隠滅に大分県警も関わっていました。既得権益者が起こしたのがこの事件の総括です。大分県教委汚職事件ではなく、大分教育界を巡る既得権益者汚職事件が正しい名称だと僕は提唱したい。その既得権益者が大分合同新聞であることをどうして自身から語らないのか?

当事者が闇の深さを県民に述べる。しかも自分たちの幹部が関わっていたのに、ジャーナリズムがその糸口さえも見つけないで闇だけをみつけている。こんなアホみたいなジャーナリズムって信じられますか?

解決したらマズイ事件であることを一番わかっているのは、大分合同新聞です。

世論を高めるにはマスメディアの力が必要です。ネットの力が大きくなっていますが、大分ではまだまだオールドメディアの力が強い。そこを堰き止めてしまえば世論構成はできなくなります。自ら真相究明の機運を断ち切った存在こそが大分マスメディアであり、そして不正採用に関わっていた大分合同新聞です。そんな人達がこの事件の総括を「闇」にしている。だから大分合同新聞に激しい嫌悪を感じ、ジャーナリズムとして恥を知れと糾弾したい。

先日問題になった大分大学論文盗用問題から、大分県教委汚職事件をめぐる不正採用の口利きの実態を探ることもできます。

大分大学の教授が、疲弊しているはずの公立中学校教諭に論文を書かせていた。大分合同新聞は県教委汚職事件からくる名誉回復による教育改革が教諭の疲弊を招いていると、すごい的外れなことを述べていました。先生の疲弊は大分だけの問題ではありません。全国で教育委員会の不祥事が起きている(露呈している)わけでもありません。

この時点で先生の疲弊問題に真面目に取り組む気すらないことがわかります。なぜ政治介入に忙しい日教組の言動に言及しないのか?「労組として先生を守れ」となぜ糾弾できないんですか?だから大分合同新聞は日教組の機関紙なんて言われるんです。

百歩譲って疲弊要因がそうであれば、どうして大分大学教授が忙しい大分大学付属中学校教諭に論文を書かせたのか?しかも名だけの指導でコピペも見破れずに共著としたのか?実績づくりの論文としか思えません。

疲弊問題が名誉回復による教育改革のせいとする大分合同新聞だからこそ踏み込める問題なのに、なぜかそれをしない。共著として大分大学教授が名を連ねていることに、モリカケのような猜疑心はまったく生まれない。

不正採用訴訟の当事者である先生は加点されたことで身分を剥奪されました。加点した人物は県教委OBから大分大学教授になり、自身の指導実績をあげるために行ったと見られています。

この構図を忙しいはずの大分大学付属中学校教諭に論文を丸投げした盗用騒動に重ねてみましょう。

「手伝うことで県教委に働きかけることができる」。

贈収賄ではない、地位を利用した新しい口利きの実態がこの論文盗用にあるかもしれない。ここに法的な問題はないと僕は考えますが、道義的な問題があります。先生の疲弊を心配している大分合同新聞ならその道義的な意味を誰よりも深く理解できるはず。本当にこの事件の闇に光をあてたいと考えるなら、ここにジャーナリズム精神が疼くはずなんです。

いくらでも闇を照らすチャンスはあったはず。しかし世論が高まることを嫌った大分マスメディアが確実に存在していました。行政・労組・県議会議員、そして有力企業。そのなかに大分合同新聞が含まれています。皆が繋がっているからこそ、真相究明のために大きな効力を持つマスメディアも動けない。

真相究明してはいけない事件である。これを隠しきれなかった言葉が「闇」なんです。

この新聞社が使う闇という言葉に騙されてはいけません。自ら闇をつくろうとしている。闇があるのと闇を作ろうとしているのではまったく違います。この新聞社がしていることは、まぎれもなく後者です。闇を行政に丸投げして、自分たちの既得権を守ろうとしているとしか思えない。

モリカケみたいな執着心があれば口利きの実態も明らかになったはずなのに、それをまったくしない。なぜなら自らも関わっており、解明されれば多くの既得権益者が芋づる式に吊り上がることになる。それを嫌っているから「闇」という都合の良い言葉を使って、興味を持っているフリをしながら終結を図っているだけです。

絶対にそんなことはさせません。既得権益者が関わり大分教育界を牛耳っていたことを後世に伝え続けます。都合よく大分合同新聞だけ免罪されるようなことは絶対にさせません。それこそ秦先生を大分から締め出した大分県民としての償いです。

3日夕刊自転公転では、当事者であることを認めました。そこは評価できますが、だったらちゃんとするべきだ。当事者であるのに闇なんて都合の良い言葉に逃げずに、モリカケのような執着心を見せてみてはいかがでしょうか?言葉ではなく行動を期待します。

大分合同新聞を愛読
スポンサーリンク
シェアする

お問い合わせやメッセージについて

大分大学のIP偽装までする卑劣な護憲派日教組教育者(大分県教委汚職事件の議論で慌てて逃げた)から税金で基本的人権の根幹である「表現・思想・言論の自由」の侵害を受けた当サイトは、このような取り組みを行っています。SNSと異なりIPアドレスをすぐに把握できます。

行われた場合は必ず実行しますので、よく理解してコメントやお問い合わせをしてください。

お問い合わせはこちらから

コメント