伊藤詩織さんの民事訴訟のニュースがあった次の日、大分を駆け巡った残念なニュース。
大分県警の警部がテレビ局の女性記者にセクハラをした問題を、サイト上でNHKだけ報道をしていません。(20日21時まで)
NHK大分、そしてこの県の姿勢について問います。
大分県警セクハラ報道がサイト上でNHK大分だけなし
トップは大分合同新聞。朝刊・サイトともに報じています。次にOBSそれに続いてTOSが昼過ぎまでに、イブニングニュースを終わった頃にOABの順で、大分県警警部の女性記者に向けたセクハラをサイト上で報道しています。
しかしNHK大分だけサイト上への記載がありません。(いろどりOITAの確認はできていません)
NHKのヘッドラインでも記載されていません。
19日20時10分から追ったNHKヘッドラインニュースのPDFファイル。nhkoita-harassment
伊藤詩織さんの判決があったからこそ残念なNHKの姿勢
性行為の同意を考える、そして性被害を受けた女性に力を与えることになった伊藤詩織さん。一部界隈では「女を武器にした」というセカンドレイプの中傷被害も受けています。
だからこそ被害を受けた女性記者への配慮が必要であることも理解します。
しかし問題はどの局の女性記者が被害を受けたという特定ではなく、大分としてセクハラにどのように向き合うのか?
この姿勢をNHK大分から感じられない。
テレ朝の記者が財務省事務次官からセクハラの被害を受けた際、上層部が動かなかったことが問題になりました。
共同通信・毎日新聞の報道では、この件に対しテレビ局・県警と事実には答えられない姿勢を持っています。セクハラで県警が調査をしているのであれば、まぎれもなく被害者は女性記者。
NHK大分だけが、大分県警のセクハラを報道しない理由がわからない。
警察ですので行政機関と報道機関の癒着を指摘されたくないための予防線?それとも私情に派生する問題なのか?
このような問題を孕んでいるからこそ、テレビ局側が被害を認められない応対になったのかもしれませんが、問題は「大分はセクハラに対してどう向き合う街なのか?」。後述しますが、大分県が向き合うのはこの一点です。
伊藤詩織さんは被害女性が沈黙しない勇気を見せてくれました。だからこそ、このような曖昧な報道姿勢をNHKがしたことに失望しています。
公共放送のNHKがセクハラに向き合えない。これで日本が変わるとは思えません。
くしくもNHKでは、24時間に読まれた記事にハラスメント記事がランクインしていました。
大分合同新聞の都合が良い#MeTooの過去を忘れない
女子中高校生にスリーサイズを聞いた過去があるのに、それに振り返りもせず平然と#MeToo記事を書く大分合同新聞。テレ朝記者の件では女性の権利を守る声明を出した新聞労連も、大分合同新聞の児童ポルノ案件を無視しています。
自らの失態にすら保身のために振り返ることができない報道機関であれば、二度と#MeTooなんて口にするべきではありません。
NHK大分、もっといえば大分合同新聞は、セクハラに対してどのような考えを持っているのか?県民、特に女性に対して説明するべきだと感じます。
説明責任を求める報道機関だからこそ、その責任を果たすべきです。人権後進県として良識を問います。
誰の人権を守りたいですか?
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