エフエム大分で放送中の「あ、安部礼司」。
高校の頃から始まり、録音してiPodに入れて聞いていた妻ちゃん。そこから僕に伝わり、番組のファンになりました。
そのiPodが妻ちゃんの実家から見つかり、そこから起きた少し不思議な出来事についてお話しましょう。
あ、安部礼司の初期が入った妻ちゃんのiPodが見つかる
「ちょっとツボったお話があるのですが」そう切り出してきた妻ちゃん。
「じゃーん!」と見覚えがあるブルーのiPodを僕に見せます。「この中にね、安部礼司のゆうちゃんが出来ちゃった回までの私の思い出回が入っていたんだ」と得意気に話します。
「ということは加奈さん回聞けるの?」と聞くと「iPodはお亡くなりになっているけれど、データがPCにあることを思い出したんだ。だからiPhoneに入れてベッドで一緒に聞こうね」と言うので「今でしょ」と返し、さっそく取り組みます。
パソコンを確認してみると、彼女が意欲ある時期までの安部礼司のデータが保存されており、聞くことができました。
安部礼司ファンであれば忘れられない岩月加奈さん
僕が夢中になっていたのが、初期の頃の安部礼司です。
小学生から恋に一途な妻ちゃんは、女性遍歴が一時的に激しくなった安部くんを今で言う「アベガー」と嫌悪し「刈谷さんが素敵」のカリヤーになりました。
そんな安部くんを語る際に、絶対に欠かせないのが「曰く付きかな」の岩月加奈さん。
彼女の声に高校生の僕は恋をしました。すべての行動がもうかわいい。当時の彼女に岩月加奈さんを探してしまうことがあるほど、今でも理想の女性です。
もちろん加奈さんの回も保存されており、とりあえず初登場とクリスマス回をまず聞きました。おどける時の「ごめんなさい」と自分が好きなことを話すテンションの加奈さんが好き。
でも恋の終わりを痛いほど相手に伝える女性でもあります。
14年前のiPodは役割を終えるように
僕が夢中になった14年前の安部礼司は、妻ちゃんにとってこんな役割を担っていたようです。
セーラー服の妻ちゃんは月曜日に安部礼司のiPodを渡す時、僕の手が触れるように画策していたと言います。iPodのappleマークの上に中指を置くと、ほぼ僕の指が彼女の指に触れてふわふわしていたようです。
そうみると僕らを繋ぎ止めていたラジオ番組になるのかもしれません。
そんな話を夫婦でしていると不思議なことが起きました。壊れていたはずのiPodは電源コードに繋げると動きます。
妻ちゃんはイヤホンを繋げ、片方を僕の耳に向けると安部礼司の声が聞こえます。そして数分後、役割を終えたように光を失いました。
運命を力説する妻ちゃん。しかし恋愛における安部憎しは忘れていないようです。
「この後、加奈さんに似た美容師とちゅーして、その後にゆうちゃんと付き合ってすぐに出来ちゃった結婚したのが安部くんだったよね!」とアベガーに変貌していました。
そんな恋に厳しい妻ちゃんに感謝です。
2児の父になった安部礼司も楽しめますので、日曜午後5時にエフエム大分で。
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