失われた教員採用口利きリストを求めるのはおおいた市民オンブズマンだけであってはならない

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大分県教委汚職事件をめぐる不正な教員採用の口利きを依頼した人物のリストを保存したフロッピーディスク、通称「口利きリスト」の所在が不明です。県警が押収した後、持ち主に戻っていないことが教員採用をめぐる民事裁判で明らかになっています。

これだけで陰謀論が好きな方や森友学園に精を出す民進党であれば大騒ぎをするはずですが、なぜか大分ではまったく盛り上がりません。県警カメラ設置事件でも、県警の大チョンボのひとつということで追及の範囲であり、絡めることでナイスな印象操作ができると思いますが(僕が議員であれば絶対にします)、汚職事件において県教委とウインウインの関係だった日教組を支持母体とする民進党関係者もだんまりするほど、触れないのが口利きリスト。しかし忘れていない人もいます。おおいた市民オンブズマンがディスクの所在を明らかにしようと、県を相手取り文書の公開を求める裁判を起こす方針を決めました。

最近の傾向として警察の捜査手法に厳しい判決を出すことが相次いでいることから、司法に十分期待することができるでしょう。ただ受け入れられる判決がでたとしても、所在が明らかになっていない理由を「紛失した」で押し通そうとする可能性があるのも県。オンブズマンが口利きリスト所在の経緯に関する文書の公開を何度も情報公開請求をしているにもかかわらず、「非公開」で押し通してきたのが大分県警です。

それでは許さない大分にしなければ、どんな判決が出てもその先はありません。許さないのは誰なのかといえば、僕たち大分県民になります。納得できる説明を求める空気を県全体で作らなければ、どんな判決が出たとしても、うやむやにしてしまう広瀬県政があります。

忘れないでください。県教育長は新制度が発足し知事が直接任命できるようになってから、制度をまたいで5代連続知事部局出身者が県教育長に任命されています。口利きに関与していた大分合同新聞からみれば「知事の教育改革への強い決意」ととらえますが、努力が報われる大分の方が良い大分論壇はこの動きをこう勘繰ります。汚職事件があった県教育委員会を広瀬知事がコントロールしておきたい狙い。

口利きリストは廃棄された可能性が高いと思いますが、「誰がその指示をしたいのか?」。ここが問題なのです。もちろん県にもその疑いが向けられますが、口利きに関していえば県議会議員の関与も浮上していたと当時の新聞では書かれています。しかしそれも、うやむやになっています。県警カメラ設置事件に関しても、誰かの指示がなければこんなことは起きませんし、それこそ県議会議員の可能性があると勘繰って良いはず。

これだけの闇がある。ハリウッドも映画化したいほどのネタの宝庫。それなのになぜか大分県では盛り上がらない。だからこそ関心を持ちましょう。関心を持つことに値する事件です。

県知事選でも大分県教委汚職事件真相究明に関して語られなかった。そもそも押収したはずの口利きリストの所在が不明になっている大チョンボが発生しているのに、大分マスメディアもだんまり。マスメディアに関して言えば、大分合同新聞の幹部も口利きの依頼をしていました。これは官民一体となっていろんな人が関わっていることを裏付けており、だからこそ大分では絶対に隠し続けなければいけないことがわかります。大分のトップシークレット文書が口利きリストと言えるでしょう。

努力しても報われない大分があったことを大分県民は忘れてはいけません。この事件こそ忘れてはいけないのです。大分県民はこの口利きリストの所在が不明になっていることを、深刻に考えるべきです。これは大分の闇であり、陰謀の可能性がある事件なのです。

保守リベラルのイデオロギーを問わずこれを語ることができない大分県議会があって、それを問題にしない「遠い安倍政権には権力の監視機関になるが、近い権力にはめちゃ弱い」大分合同新聞をはじめ大分マスメディアがあり、そこでぬくぬくとしている広瀬県政がある。

機能するべきものがまったく機能していない。これがいまの大分県の構図です。

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