2週間前、大量失点に結びつく2回連続のエラーをしたソフトバンクホークス大分出身川瀬選手。
迷惑かけるけれどしんけんに取り戻そうとするからそんな君を守りたくなる系男子は、2週間後ヒーローインタビューに登場しました。
そんな川瀬選手からみる大分ドラマティック。
川瀬選手がヒーローインタビューに登場する大分ドラマティック
川瀬選手は2週間後、ヒーローになりました。
好投するオリックス山本投手から12球粘ってヒット、試合を決定づける2点タイムリーの活躍をした大分出身の川瀬選手が1軍で初めて(たぶん)のヒーローインタビュー。
迷惑をかけると自虐的に語る川瀬選手は「人間として野球人として未熟者ですが、応援していただけたら嬉しいです」と締めました。
大分ドラマティックとは
説明しよう。大分ドラマティックとは、説明がつかない偶然を大分県民がもたらす事象である。
2週間前の川瀬選手の2回連続エラーの試合は千賀投手で今回も千賀投手。それだけではなくオリックスもそれぞれの試合で山本投手。
こじつけで語れば、「全部千賀が悪い」の柳田発言から2週間。その千賀投手とインターネット監督(ヤフコメ監督)であれば間違いなく戦犯になっていた川瀬選手がヒーローインタビュー。
他にも事象はある。2020年高校野球交流試合。2日連続で大分代表の試合が重なる。さらにいうと開幕戦は大分商業の川瀬選手の弟が選手宣誓、その1日後兄が失態(やがてヒーローになる)。
このように大分県民が紡ぐ説明のつかない偶然が起きることを大分ドラマティックと呼んでいるような、広めたいような。
「迷惑をかける川瀬選手を守りたくなる」からみる千賀投手の変遷
迷惑かけるけれどしんけんに取り戻そうとするからそんな君を守りたくなる系男子の川瀬選手がどのくらい愛されているのかを、今回ヒーローインタビューに登場した無失点の活躍をした千賀投手から見ていきましょう。
2週間前ゲッツーのチャンスを川瀬選手がエラーした時の千賀投手の表情。
下級生でスタメン入りが多かった僕は知っています。
ミスをした時、先輩の表情は千賀投手のように口角が広がらない。つまり千賀投手は「マジか!」と思うけれども、後輩にミスを押し付けたりしない。
その2週間後の千賀投手。
あの日のこと思い出してしまったことを語る川瀬選手に、温かい表情で返す千賀投手。
自身のヒーローインタビューの最後には「ひかる(川瀬選手)が打つのでまたここで聞いてあげてください」なんて言っちゃうかっこいい先輩がここにもひとり。
番外編せんたくでみる甲斐捕手の大分式貢献方法
失敗したっていいじゃないか。その後どう振る舞うのかが大切なんだ。そんな大分県を夢みます。そうみるとこんな選手も語らなければなりません。
満塁で併殺に終わる大分出身の甲斐捕手。
せんたく(千賀拓也)と呼ばれるあらゆる概念を越えたカップルのパートナー千賀投手のため、そしてチームのためにヘッドスライディングで生き残ろうとするが併殺打に終わる。
こんな姿勢がチームに勝利を呼び込むことを、常に戦犯を探さないと生きていけないインターネット監督(ヤフコメ監督)は一生わからないだろう。
あの日から2週間で変わる川瀬選手を観察
川瀬選手の変遷について書いたところ、めちゃくちゃ嬉しいメールが送られてきたので僕も調子に乗りたいのです。
今回はあの日と、チームに勝利を呼び込んだ試合の川瀬選手の走り方について。
2週間前の連続エラーをした時の川瀬選手。僕だったら相手チームのベンチに亡命を申請します。
こちらが2点タイムリー後にベンチに帰る川瀬選手。
人間ってここまで変われるのです。ミスした人を労る人がひとりいるだけで強くなれる。迷惑かけるけれどしんけんに取り戻そうとするからそんな君を守りたくなる系男子の変遷です。
ミスしたっていいじゃないか、だって大分県民だもの
ミスしたっていい。その後頑張っている姿を評価する大分県であってほしい。間違えたっていい。反省したその後がとても大切なんだ。
川瀬選手はそんなことを大分県民に体現しています。
そんな理想から逆行している大分県も。
自身の非人間性にはまったく振り返らず世間を語る大分合同新聞は、ダブルスタンダードで大分トリニータのスポンサーになっています。
大分トリニータがリーグ優勝の可能性があったシーズンがありました。
ホームに迎えた対鹿島戦で先日引退した内田篤人選手からゴールを奪われリーグ優勝から遠のく敗戦をしたことを、ウッチーの引退試合を見て思い出しました。
それほどまでJFLトリニティー時代から大分トリニータに愛を捧げてきたのですが、ソフトバンクホークスの多すぎる大分出身選手たちに「大分県民の底力」を教えられる日々に戸惑っています。
「ミスしたっていいじゃないか、だって大分県民だもの」その後を語れる大分を、県民全体で作れないだろうか?
そんなことを考えてしまう川瀬選手のヒーローインタビューでした。
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