公共交通機関の使命を果たさないことで「三猿のJR九州」とまでこき下ろした大分合同新聞。しかし大分知事選公示前日の東西南北で変化。「大分の未来を考えよう」の論調に変わりました。
落としどころを探る提案をした大分合同新聞
JR九州の赤字路線は、少子化に伴う地方疲弊が原因です。つまり地方自治体と一緒に取り組むべき問題のはず。そこを無視して、JR九州ばかりをこき下ろしていた権力の監視機関大分合同新聞。
地方自治トップとJR九州の日田彦山線復旧会談は平行線をたどり、もはや駆け引きとしか見えなくなった。そこで出たのが「落としどころを探る」ことを提案した大分合同新聞。
闇で彷徨うロールプレイングゲームで松明を見つけたような感覚を覚えるコラム。大分知事選公示前日20日にこんな粋な東西南北が存在したことが僕はとても嬉しかったです。
前に進まなければいけない
僕が選挙権を持って、選挙に行っても何が変わったのかがわからないことから「本当に選挙にいかないと行けないのか?」と自分に問いかけるくらいまでの大分になっています。悪夢の民主党を終わらせた時に参政権を行使しましたが、それでも行く理由がわからない。
でも前に進むしかありません。主権者教育を行っていた大分合同新聞に、言いたいことはたくさんあります。「選挙は分断する」と評するこの新聞社の思想は、民主主義を愛しそれを信じていない姿勢でもある。
でも大分県知事選公示前日に「落としどころを探ること」を提案した大分合同新聞。
三猿のJR九州からの“美しい転調”だと感じます。
県の「大好きな」経済効果の利潤を活かす
復旧が必要であれば、自治体が費用を賄うのが現実的です。JR九州の主張である収支改善は、少子化解決なしには向かいません。復旧費用を賄うと同時に、少子化対策も必要です。
そこで費用が問題になります。そうであれば経済効果を謳う国民文化祭やラグビーW杯の県への利潤を回すことを次の知事に検討していただきたい。
そもそも国民文化祭は県民が盛り上げた催し。一時は盛り上がりに欠けるとまで言われていた国民文化祭おおいた大茶会。県民が盛り上げたことによる成功ですが、なぜか県の事績のようになっています。そこを訂正するべきです。
マスメディアや反安倍の論理であれば明確な憲法違反となる国民文化祭は、善良な県民が盛り上げたことを忘れないようにしていただきたい。
予想外の経済効果と県は評価しているのですから、JR九州と落としどころを探れるのではないでしょうか?このような使い方であれば、明確な憲法違反である国民文化祭による経済効果を受け入れる気持ちになれるものです。
再選するであろう広瀬さん。前に進みましょう。
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