ぼっちおじさん。
やりたいことをやる孤独な中年男性に惹かれる大分を探りたい。
そんなことを模索し、大分中年おじさんの企画でも立ち上げる構想のきっかけとなったのがNHK大分寺澤アナ。自画撮りに定評がある寺澤アナですが、今度はエアポートおじさんになりました。
エアポートおじさんになる寺澤アナ
クレジットカードの特典を使って入店できるラウンジで、写真を撮りSNSにあげるのがエアポートおじさん。目的は慢心で構築される自尊心の種まきとされています。
しかしこちらのエアポートおじさんは、新しい像を創造しました。
夜明け前から50キロ近い大分空港に向けクロスバイクで走り、フルマラソンで2時間を切ったキプチョゲ選手に謎の対抗心を抱き、空港の前で汗だくになりながら自画撮りをする。
なんとも愛らしいエアポートおじさんが寺澤アナ。
こんなおじさんに、もっと愛を。
おい、ジャック。少しは寺澤先輩を見習いなよ。だから君はサッカーボールでドリブルしながら市内を周るっていうのはどうかい?
県警に注意を受けたら報告してくれよな!
僕の印象に残るエアポートおじさん
寺澤アナのエアポートおじさんの新しい様式と比較して語りたくなる僕の印象に残っているエアポートおじさんのお話を少ししましょう。
いつもはコンビニコーヒーを飲みながら官能的な小説を読んでいるのですが、クレジットカードの特典があることで、とある空港のラウンジに入ったのです。
すると隣のおじさんが、パシャパシャと写真を撮り、スマホをいじりまくっている。「これが噂のエアポートおじさんだ」。その時は微笑ましかった。
すると「どこのカード?」と僕に聞いてくるのです。だから「庶民の楽天カードです(ノーマル楽天カードはラウンジに入れないことを最近知る)」と答えたら、鼻で笑うのです。
「ここは君が来る場所じゃないよ」なんて言うエアポートおじさん。
嫌われる理由がわかった。普通の楽天カードを舐めんなよ。ポイント貯まりまくりだ。
海外はそんな感じがないのですが、エアポートおじさんって日本特有の文化なんですかね。
そうみると寺澤アナの新しい様式のエアポートおじさん像は、愛らしいと感じるのです。
特攻警察を恐れない鋼のぼっちおじさん
コロナ禍で顕在化したなんとか警察を特別攻撃警察(特攻警察)と呼ぶようにしたのですが、寺澤アナの愛すべきエアポートおじさんは民衆が作り出したモンスターを恐れません。
キプチョゲ選手との謎の孤独な戦いに挑むスポーツウォッチの数字を自転車に乗りながら写真に収める。
「ヘルメット姿がないのは安全への配慮が足りない」と特攻警察からの非難を浴びそうな寺澤アナ。
しかし自転車に乗りながらはGo Proで撮影をしている可能性、最後の自画撮りくらいはヘルメットを外したっていいじゃないか。
エアポートおじさんの新しい様式を創造した寺澤アナが書く「てらブロ」は、不寛容と自身の凝り固まった価値観ばかりが大きな顔をする特攻警察を牽制しているブログのようにも見えてきます。
満たされない日々に対しクレームの公務に励む特攻警察と「Go Proで夜の生活を撮影したらどんな風になるんだろう」といまこの瞬間に考えた僕とは、崇高な寺澤アナは違うのです。
クロスバイクが欲しくなる
大分市の高校生はヘルメット着用の義務があるとかないとか話が出ていますが、最近は女子高校生もスカートがワルツを踊りながら、クロスバイクで登下校しているのを見掛けることが多くなりました。
女子が制服で乗ると、かっこいいですよね。
クロスバイクで追い越される間際に「おはよう」って同級生の女子高校生に言われて「あれ!わたしたち入れ替わってる!?」って物語をいま思いついた。
泥除けがないことから白い制服が汚れちゃうと、セーラー服の後ろ姿好きの僕はそんな心配をしてしまうのですが、今回のエアポートおじさんを見て僕もクロスバイクが欲しくなりました。
クロスバイクではなくママチャリだったら
寺澤アナがクロスバイクを選択せずに、ママチャリで大分空港を目指しキプチョゲ選手に挑んだとしたら、さらに愛されたぼっちおじさんになった可能性がある。
いやその可能性に縋れば、きっとまだまだ大分には愛すべきぼっちおじさんがいるのではないか?
ぼっちの「ち」を、校正する前に「き」と書いていた変態おじさんの域を踏み入れた僕は、大分のぼっちおじさんの可能性をこれからも探ることにします。
次に迫りたい愛すべきぼっちおじさんは、やっぱりこの方。
富田アナって、県民からの評判がめっちゃいいんですよね。人が良さそうだからこそ、ぼっちおじさん要素を探りたくなっちゃうのです。
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