エヴァンゲリオンの「綾波を返せっ!!」というように、僕にもNHK大分に返して欲しいものがある。
まず坂本麻子キャスターだ。ファーギーズ・フレッジリングスのような“大分論壇の雛鳥たち”を語るうえで欠かせないひとりでもある。
大分のアナウンサー・キャスター調査でもわかるように、坂本キャスターのファンが多い。しかも暖かいメッセージが込められているという特徴を持ち、愛されているキャスターだった。赤いカーデイガンの一番上だけボタンを留める麻子コーディネイトと、いくらかチークが強調された頬と笑顔は、僕の中のこれぞ坂本キャスターだった。
あくびちゃん(だったけ?)という名がついているハムスターと白い毛玉で包まれた犬の話がもっと聞きたかった。目に入るものすべてを憧憬するような無垢な目と、ミスが少なく、笑顔で締める坂本キャスターに会えないことに、僕はいつになれば当たり前と思えるだろうか。
また高山アナウンサーは大分から居なくなった。夏の高校野球決勝の中継で、三重高校のタオルを反対にして紹介したこともあるが、あれは逆立ちしている人への配慮だったのではないかと今になって思う。また僕だったら相手校のタオルを紹介するような失敗をするだろうから、僕が高山アナウンサーのことを咎めることはできない。
大分論壇的、超法的外措置という名の“削除”を高山アナウンサーのコメントに対して執行した僕だ。僕以外の人の名誉は必ず守る大分論壇だ。僕は高山アナウンサーの名誉を守り、守護神として活躍したぞ。
転校するそれほど親しくもないクラスメイトに対して、急に喪失感を強く感じるようなった感情に似ているなんて言わないでほしい。あまり高山アナウンサーについて書いたことは少ないが、どちらかといえば好きだ。
あと池野アナウンサーが“しんけんワイド大分”にいなくなった。19歳の女子が“しゅうたん”と呼ぶほど甘いルックスで大分娘のファンも多い花田アナウンサーだけでは物足りないなんて一言も言っていないぞ。今年度の大分論壇の目標は“余計な敵は作らない”だ。
急に歌うよ池野アナウンサーは、実は大分論壇と相性が良いことに最近気づいたのが、僕は絶好の得点チャンスを逃したような気持ちになっている。ゴールキーパーをかわして、調子に乗って翼くんのようにネットを突き破るように放ったシュートがポストに嫌われ、そのまま相手に渡ってしまいカウンターをもらい、チームメイトから顰蹙を買うような感覚だ。
まぁ、大分にいるからいつか放送で会えるだろう。
激励して見送るなんてできない僕だ。だから僕は春が大嫌いだ。どうすれば坂本キャスターと高山アナウンサーがいないNHK大分を、当たり前と思える日が来るのだろう。
なんてね。今まで素敵な大分を伝えてくれてありがとうございました。
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