東九州新幹線と豊予海峡ルートを天秤にかけてみよう

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9日の大分合同新聞かぼす的複眼思考に面白い記事が掲載されていたので紹介します。交通経済学・政策に詳しい有識者である福岡大学名誉学長の主張が掲載されていました。

福岡から大分、そして宮崎鹿児島を横断するのが東九州新幹線です。このルートはまだ「基本計画路線」であり、着工するには「整備計画路線(整備新幹線)」に格上げする必要があります。そのために必要な3つのコンセプトとして、「強固な交通基盤」、「有効な地域活性化装置」、「世界に誇れる地域資産・国家資産」を有識者は掲げています。着工を推進するには重要なポイントになるようです。

整備計画路線の着工をするには、5条件があるとされています。安定財源の確保、収支採算性、投資効果、JRの同意、地元自治体の同意などありますが、どちらにしろ国を納得させなければなりません。少しここで別の見方を提示してみたいと思います。

「東九州新幹線?それとも豊予海峡?どちらが大分県民はほしい?そして国の理解を得られる?」。

大分市によると、豊予海峡ルートに着工する場合、海底トンネル案が軸になるようです。その豊予海峡は国や自治体の財政状況を理由に平成15年に広瀬知事が事実上凍結。佐藤大分市長の就任により、また活性化することとなりました。新幹線にしろ、豊予海峡ルートにしろ、国の支援がなければ成り立ちません。そこでどちらが国に理解されやすく、大分県民のメリットが大きいのか?この点から交通経済に詳しい有識者の意見が欲しいのですが、みなさんどちらかに執着してしまい、そのような意見交換が我々県民に落とされる機会が少ないのが大分県です。

豊予海峡の構想は太平洋新国土軸構想から成り立っており、その対抗軸にあるのが西日本国土軸です。要するに東九州新幹線は西日本国土軸を補う構想となります。大分宮崎を結べばそのまま福岡に繋ぎ、そこから広島、大阪名古屋と繋ぐ路線です。

一方、太平洋新国土軸は、九州と四国、関西を結ぶ構想です。仮に豊予海峡ルートができると、大分と松山を結び、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋があることで、九州四国関西と繋ぐルートを確保することができます。九州の玄関口で有事が起きた場合、唯一繋ぐ路線となることから再燃したのが豊予海峡とも言われていますが、なかなか太平洋新国土軸に関心を持つ人が少ないようです。

実際、和歌山県と兵庫県を結ぶ紀淡海峡ルート、三重県と愛知県を結ぶ伊勢湾口道路も構想が難航しており、この3つが揃うことで成り立つ壮大な構想が太平洋新国土軸構想。だからこそマスメディアも現実路線として、東九州新幹線の優先順位が高くなっています。

東九州新幹線と豊予海峡ルート、どちらが国の理解を得られやすくなり、大分県への経済効果が高くなるのかを、なかなか説明してくれる有識者が少ないのが大分。もちろんどちらも着工し完成できれば良いことですが、そうなるのは現実的とは言えないでしょう。

東九州新幹線の西日本国土軸、 豊予海峡ルートの太平洋新国土軸という見方をすることで、県民にもわかりやすく関心を持ってもらえるようになると、僕は考えています。佐藤大分市長のリニア新幹線構想などもありますが、まず東九州新幹線と豊予海峡ルートを天秤にかけてみるというのも、現実的で面白い視点の落とし方だと感じるのですが・・・。どちらにしてもこのルートの淵源は大分県の利益になるのですから、この視点はとても大切だと思います。もちろん「必要ない」も含めて。

コメント一覧

大分市民

個人的には豊予海峡ルートの方がよっぽっど大分市の人口減少に歯止めがかかると思うのですね。もともと博多は今のような人口ではありませんでした。山陽新幹線が博多まで開通した時から人口が増えたのです。ブラタモリの博多を観てそう思ったからです。広瀬知事は知事就任の年に豊予海峡ルートを凍結した経緯があるから大分市に丸投げしているのです。大分のマスコミも経済効果を報道しない傾向が最近多いですね。熊本・大分地震も熊本地震とか一連の地震って報道していることも少し違和感あるのですよ。くまモンばっかり目立っていて、大分のめじろんは活躍さえしていない印象の広瀬県政には不満も持っています。

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