毎日のように会うことから知り合いになった女子高校生がいます。どうも最近大人っぽく見える。そのまま伝えると「とっても嬉しいです」と喜んでくれたのですが、彼女が言うには黒タイツを履いているからそうみえるようです。僕の妻さんがデニールの厚さとか、光発熱とか、安いとか、女子の会話をしていたのですが、そのときに瞬間的に思い出しました。
ある大分市の女子中学生のことを。
すべての県内・大分市内の中学校に共通しているのかはわかりません。しかし僕の後輩にあたる女性教諭の話では、ある中学校ではベージュの薄いストッキングしか着用が認められていないとのこと。薄いことから防寒対策にならない。女子生徒たちも寒いって言っているようです。男子は長ズボンですのでそれなりに対応できるのですが、なぜ女子中学生だけ生足、もしくは防寒にならないストッキングしか着用が認められていないのか?僕にはそれが理解できず、彼女も校則とその根拠を求められたら理由がわからないようです。
そこで僕は彼女に提案してみたのです。生徒会を使って防寒としてのストッキング・タイツの着用を認めるように学校に陳情する。このようなところでも選挙は身近に存在するものであり、中学生のころからこの環境を体験できるのは大きな意味を持つ。選挙で生活を変えられる可能性があることを、体現できる良いきっかけになるのではないか。社会の模擬体験になると。
すると彼女は「頭が固い先生が生徒会を担当して、コントロールできそうな無難な子に役員の話を持ち掛けるのが慣例になっている。校則を権利の名のもとで変えようと考える子が立候補する環境じゃないんですよ。中学生には難しいかも…」と。
僕がこの学校の先生だったら、「この学校の女子に防寒用のストッキングをもたらすために戦いたい。たとえ大分大学の人権派のように本質を無視したセクハラなんて誹謗中傷をあびても、防寒ストッキング・タイツを女子生徒に」なんて想いながら、生徒へ彼女らの権利を説きたい。また中学校の“政局”もいろいろとあることがわかり、大変興味を抱きました。
自分たちの意志を示すだけで、中学生の女子に防寒用のストッキングを手にできる可能性があることを、学生たちに諦めてほしくない。次の生徒会選挙は「防寒ストッキング・タイツ選挙よ!」なんてあってもいいと思う。
学校に生徒が加わって校則をルール化させる。民主主義の構図です。それを模擬体験させてあげる意欲ある先生方がいれば、長期的に見れば僕は大分が変わるきっかけになると思うのですよ。
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