大分大学福祉健康科学部講師 障害者雇用不適切条件について的確な批判と指摘

大分県には障がいがある人もない人も心豊かに暮らせる大分県づくり条例があります。今回の件は厚労省も法の趣旨に反することを認めていますが、何よりも県議会で制定された条例を県が自身に当て嵌めないのが嘆かわしい。

条例に罰則規定がない。問題が発生すれば当事者が申立し、部会があっせん。ここで解決できなければ知事からの勧告。このステップを踏むことになりますが、どちらにしても今回の事例は明らかに県自治体による条例違反です。

「条例違反をした県」であることを県が誠意を持って認める。障害者雇用問題の改善は、ここをスタートラインにするべきです。常態化していた応募資格に、不適切と感じた障害者の方もいるはず。でも問題にならなかった。

これは条例がまったく機能していなかったことを証明しているのですから、地方自治法第2条第16項に基づき、県と一緒に市町も条例違反を認めるべきです。

まったく障害者の気持ちを理解できていない大分県

13市町では活字印刷に対応できる条件が付けられており点字受験を認めないことから、大分大学福祉健康科学部講師は「間接差別」と指摘。

健常者並みの障害者しか採用しないと言っているに等しい。少しの手助けで働ける人を、入り口の段階で排除している」と厳しく批判。「要項の修正で済ませるのではなく、障害者が働ける職場づくりや配慮の在り方を考えてもらいたい」と求める。

大分合同新聞から

光るのは、大分大学福祉健康科学部講師の自治体に向けた的確な批判と指摘です。

心豊か条例の素案に関わった弁護士の講演内容を九州法学会の会報で読んだことがありますが、大分大学福祉健康科学部講師が求めていることがそのまま書かれていました。つまり障害者福祉論としての共通認識。

これが条例の素案としてあがり、それが根幹になっているのが「心豊か条例」です。

しかし県議会で条例を制定し施行されているにもかかわらず、自治体からは「不適切だった」の弁解。大分行政がまったく障害者のことを理解できていない実態が浮き彫りになりました。

行政の障害者に向けた認識があまりにも酷すぎることを露呈したのは、これだけではありません。国民文化祭2018おおいた大茶会からもわかります。ツアーの方向性は間違っていませんが、障害者団体が障害者向けツアーの企画に関与していたのに、参加者0で中止の事態。

それなのに「PR方法を考えたい」なんて平気で述べることができる県。障害者の気持ちに寄り添うことができていない県行政を明確にした発言でもあります。

常態化が慣用になるのが行政の不祥事ですが、国民文化祭の事例から見ても、以前から障害者に対して根深い意識があると受け取れます。

大分県と市町は、心豊かの条例違反であることを認めましょう。そうしないと条例の啓発も空虚なものになりますし、何よりも障害者の方たちが報われません。

まずは県と市町が見本を見せてください。

大分大学福祉健康科学部講師にさらに求めたいこと

大分大学福祉健康科学部講師は良い指摘をしてくれました。しかし行政と重なる部分があることを指摘しましょう。

当ブログは、大分大学からIPアドレスを偽装して保守思想を理由に言論封殺を受けました。何百のアクセスが同大学からありますが無視されています。運営交付金を使った差別行為です。

文化庁は表現等の自由が誰にでもあることを認めないまま国民文化祭を開催。国の税金を使った差別行為と憲法違反を大分地方法務局人権擁護課に相談すると、「国を訴えて」なんて法務省管轄から平気で出てくる。

そんな県に僕は住んでいることに驚愕しています。ちなみに名前を聞くと答えない仕様。電話のときは名前を名乗っていたのに。

国立大学からこんなことが平然として起きる。リベラル層は国による憲法違反を野放し。そして公務員は開き直り、人権界隈は裁判で解決を助言。こんな驚くべき大分県で障害者の問題を解決できると思いますか?

障害者に対する意識だけではなく、人権が疎い大分県が存在していることに大分大学は関心を持ってほしいです。それに関与していることも忘れないで。

条例の意義を忘れてはいけない

条例は「障害者の方々が自分で決断したことを尊重する社会」を大分県は目指しているのです。

それを公務員が阻害している事実。大分大学では思想だけでいちゃもんをつけて言論封殺を試みる。条例にある「心豊かな大分」を大分の知性が全否定している異常性に、大分大学は当事者として踏み込んでほしい。

国・自治体そして国立大学が基本的人権を守ることができないで、障害者の意思決定を尊重できる社会が成り立つはずがありません。

国立大学から保守思想が理由で、こんな拙劣な行為が行われた。そんな大分に未来があるのかどうか?障害者福祉論から大分大学福祉健康科学部講師に答えてほしいです。

このキャッチボールは、大分にとってけっしてマイナスではなく、前進できる一歩になると信じています。

大分言論
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